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「902T」、
3Gが“使いやすい”7つのポイント
3Gならではの新サービスを楽しみたい、でも操作性は2Gライクなままがいい──。こんなニーズに応えるのが、ボーダフォンの東芝製3G端末「902T」。安心して乗り換えられる7つのポイントをご紹介しよう。
ボーダフォン3Gには、さまざまな魅力的なサービスがある。月額840円を払えば国内でのメール送受信が使い放題になる「メール定額」、パケット使い放題の「デュアルパケット定額」、最大添付容量300Kバイトのメールサービス、海外に持ち出して通話やメールを使える国際ローミング、最大容量1Mバイトのメガアプリ──。
ただこうした魅力的なサービスも、“使いやすい端末”があってこそ、“使いたい”という気が起きるもの。東芝製の「902T」は、“使いやすさ”をキーワードに開発された端末だ。
「2G端末を操作する感覚で、3Gのリッチなコンテンツを楽しんでほしい。そのためにもまずはベーシックな部分をきっちり作り込みました」(東芝モバイルコミュニケーション社の東懐子主務)
そんな902Tについて、安心して乗り換えられる7つのポイントを紹介しよう。
ポイント1:
2Gで見慣れたインタフェースでメール作成
ボーダフォン3Gの大きな魅力はやはりメールサービス。902Tのインタフェースは、2Gから乗り換えても違和感がないのが特徴だ。
「新規作成」を選ぶと、まず「MMS」か「SMS」かを選ぶ。2Gより階層は1つ深いが、おなじみの見慣れたインタフェースでメールを作成できる。
メールの新規作成を選び、「MMS」か「SMS」かを選択。ここから先は、PDCで見慣れたインタフェースだ
SMSは文面を入力した後に宛先を入力する仕様
迷惑メール拒否設定も用意され、受信したくない相手のアドレスを50件まで登録可能。設定は「設定」「セキュリティ」「受信拒否アドレス」から行える。また“電話帳に登録した相手以外は着信を拒否する”といった設定も可能。「メニュー」-「設定」-「セキュリティ設定」-「着信拒否設定」-「電話帳以外拒否」-「ON」で設定できる。
受信フォルダは送受信合わせて最大16個作成でき、各フォルダごとに10件までの振り分け設定を行える。メールは複数選択による移動や削除も行える
受信メールの未読/既読アイコンも、従来の東芝端末の雰囲気を残している。絵文字が2Gと同じというのも、2Gユーザーにはうれしいポイント
ポイント2:
「メニュー」-「0」で、電話番号を表示
「自分の電話番号、何番だったかな」──。こんな時、日本の端末の多くは「メニュー」-「0」で自分の携帯のプロフィールが表示されるようになっている。
ボーダフォン3Gの世界共通モデルではこの機能がなくなっていたが、「902T」で復活。日本の端末ユーザーには、なくてはならないこの機能があるのは、うれしい点だ。
「メニュー」-「0」で、おなじみのこの画面が表示される
ポイント3:
新しい機能も親切にガイド
2Gにはない、新しい各種機能が用意されているボーダフォン3G。2Gでは見たことがない機能がメニューに並んでいると、少々不安に感じるユーザーもいるだろう。
902Tは、各種メニューの上部にガイド枠が付いており、カーソルを合わせると対応した機能の説明が表示される。2行分の小さな枠だが、説明文が長い場合は自動でスクロールされるなど、見やすいよう工夫されている。
Bluetoothや国際ローミング設定など、3Gの新サービスを使う場合にガイドが役立つ
ポイント4:
3種から選べる表示フォント
902Tは、メールやWebの表示フォントを「大」「標準」「小」の3種類から選べる。PDCでは当たり前の機能だが、実はボーダフォン3Gの世界標準モデルでこの機能を備えている端末は少ない。なおメール入力時の表示も「大」「小」から選択可能だ。
メール表示。左から「大」「標準」「小」
Web表示。左から「大」「標準」「小」
ポイント5:
タブ形式のアドレス帳
世界標準モデルでは、アドレス帳がタブ形式になっていないものもある。これは、英字の名前を検索するのにインクリメンタルサーチを使う場合が多いためだ。
902Tは、日本向けモデルにタブ形式のアドレス帳を搭載。見慣れたインタフェースでアドレス帳を利用できる。
アドレス帳はタブ形式。グループ設定に対応し、メールグループでの一斉送信も可能だ。
テンキーによく電話をかける相手を登録し、押すと通話できる「スピードダイヤル機能」も装備。最大9人の相手を「1」から「9」のキーに割り当てられる。
ポイント6:
不在着信通知ランプを装備
メール定額や音声定額が使えるボーダフォン3G。料金を気にせず使えるだけに、通話やメールの着信を把握しておきたいものだ。
902Tは不在着信通知機能を装備。どんなスタイルで使っていても、しっかり見える場所にライトが装備されているので安心だ。
液晶を表にしたビュワースタイルでも、普通の折りたたみ型のように閉じた場合でも、しっかり見える位置にライトがレイアウトされている。不在着信や未読メールがある場合のイルミネーションは「レッド」「ブルー」「グリーン」の3色から設定可能。着信時の通知は「レッド」「ブルー」「グリーン」「パープル」「アクア」の5色から選べる
ポイント7:
カメラの操作にテンキー割り当て
日本では、カメラ利用時の設定変更がテンキーに割り当てられている端末が多い。カメラの高画素化が進み、機能が複雑化する中で生まれた機能だが、世界標準モデルではこの機能がなくなってしまった端末もあった。
902Tにはこの機能が備わっている。「#」キーがインカメラへの切り替え、「2」キーが撮影モード、「3」がセルフタイマー、「4」が画質効果──など、テンキーとソフトキー、方向キーなどにそれぞれ16の機能が割り当てられている。
ソフトキーに割り当てられたメニューアイコンは透過処理され、レイアウト決めの邪魔にならない(左)。「1」キーを押すと表示される各種キーの割り当て
アウトカメラ用にもマイクが付いているのも特徴。ムービー撮影時には、被写体側からの音もきちんと拾う
こんなところも、ちょっと変わった──「902T」
902Tのメニュー画面を見ていると、何かこれまでの世界共通モデルと異なる雰囲気を感じる。よくよく見てみると、メニューアイコンの絵柄が変わっていることが分かった。
世界標準モデルでは、アドレス帳アイコンは人、ゲームアイコンはサイコロになっているが、902Tではそれぞれアドレス帳のアイコンとゲームコントローラーのアイコンに変更されている。
世界標準モデル(左)と902T(右)のメインメニュー。2つのアイコンが異なる
ボーダフォンは今後の3G端末開発について、「世界標準モデルにも日本の端末らしさを取り入れる」という方針を打ち出している。こうした小さいところから、改善が始まっているのかもしれない。
[ITmedia]
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