FOMA網とHOTSPOTを定額で利用できる――日本通信の「定額ドッチーカ」
日本通信が、ドコモのFOMAネットワークとNTTコミュニケーションズの公衆無線LAN「HOTSPOT」を定額で利用できる「b-mobile Doccica U300」(定額ドッチーカ)を発表した。4月16日に発売する。
日本通信が4月12日、NTTドコモのFOMAネットワークとNTTコミュニケーションズの公衆無線LANサービス「HOTSPOT」を定額で利用できるUSB型のデータ通信端末「b-mobile Doccica U300」(定額ドッチーカ)を発表した。4月16日に発売する。価格は端末と10カ月分(300日間)の通信料、プロバイダ料込みで3万2800円。なお無線LANアダプタは別途必要になる。
定額ドッチーカでは、3Gや無線LAN(Wi-Fi)といった通信回線の違いを意識することなく、専用の接続ソフトからインターネットに接続できる。Wi-Fiにつながる場所ではWi-Fiに、つながらない場所ではドコモの3Gネットワークに自動で接続してくれる仕組みで、購入時の契約手続きやPCの手動設定も不要だ。端末はZTE製を利用する。
通信速度はWi-Fi環境では最大54Mbps(対応規格により異なる)、3G環境ではベストエフォートの上り下りとも300kbps超となる。ドコモやイー・モバイルの、1Mbpsを超える通信速度には及ばないものの、メールやWebアクセス、Twitterなどの利用は快適に行えるとしている。
3Gを利用するデータ通信サービスは、月額利用料が5000円から6000円程度になるのが一般的で、さらにそれとは別に端末代金や2年契約なども必要になるケースがある。公衆無線LANサービスも、月額数百円から高いものだと1000円以上する場合もある。定額ドッチーカなら、3Gでの通信はやや遅いものの、それに近い接続環境を月額およそ3280円で実現できる。
販売は、まずは日本通信のオンラインショップ「bマーケット」で行う予定。
USB端末型番 | MF636 |
---|---|
インタフェース | USB 1.1/USB 2.0 |
通信方式/周波数 | W-CDMA、HSDPA、HSUPA/2100MHz、800MHz |
外形寸法(幅×高さ×奥行き) | 約26.5×87×12ミリ(キャップ含む) |
重量 | 約30グラム |
対応OS | Windows 7/Vista/XP SP2以降(日本語版・英語版)/Mac OS X 10.4以降 |
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