携帯はSIMフリースマホが拡大、ウェアラブルは減少傾向に GfK Japanの調査
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)は、2017年上半期(1-6月)の家電・IT市場の販売動向について発表。家電小売市場は前年並みの販売水準となり、携帯電話は前年から横ばいの1480万台となった。
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)は、8月14日に2017年上半期(1〜-6月)の家電・IT市場における販売動向について発表した。
家電小売市場は前年並みの販売水準となり、ここ数年低調だったAVやITの市場縮小に底打ち感が見られた。2017年通年は2016年の市場規模7兆円をやや上回るとの見通しで、要因は7月の猛暑を受けて季節家電の販売が前年を大きく上回ったことだと考えられる。販売形態ではインターネット販売が緩やかながら成長を維持し、2017年通年の家電小売市場での金額構成比は13%程度を見込んでいる。
携帯電話は前年から横ばいの1480万台で、フィーチャーフォンは数量前年比13%減と減少が続く一方、携帯電話販売の86%を占めるスマートフォンが同2%増の1280万台に。契約種別ごとに前年比を見ると機種変更が横ばいであったのに対し、番号ポータビリティ(MNP)を含む新規契約は同8%減となっている。SIMロックフリースマートフォンは、数量構成比でスマートフォンの8%を占めるほど拡大した。
ケース・液晶保護フィルム・充電器などのスマートフォン向けアクセサリーは数量では前年並み、金額では前年比2%増(家電量販店ベース)。ケースは数量前年比7%減、液晶保護フィルムは前年並みとなる中、充電器は同9%増と好調に推移している。スマートフォンアクセサリーは全体的に平均価格の上昇が続いていたが、ケースではその傾向が落ち着いたものと考えられる。
ウェアラブル端末は前年比13%減の50万台で、スマートウォッチは丸型ディスプレイタイプの好調により数量前年比38%増。スポーツウォッチは同18%増と前年を上回ったが、前年同期に市場の過半を占めていたフィットネストラッカーは同39%減となった。平均価格は単価の高いスマートウォッチとスポーツウォッチが構成比を拡大したため、前年同期から3割超上昇している。
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