データローミングに初対応 “海外でも使える全部入り”ケータイ「A5505SA」(懐かしのケータイ)
渡航先でもEZwebやEメールが利用できるデータローミングにau端末で初対応した「A5505SA」。三洋初の100万画素カメラに電子コンパス、FMラジオ、ダイレクトプリントなど様々な機能を備えた「全部入り」ケータイでした。
ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、auの三洋電機(現・京セラ)製ケータイ「A5505SA」です。
A5505SAは、国際ローミングサービス「グローバルパスポート」(現「au世界サービス
」)に対応したCDMA 1X端末で、三洋電機端末としては初めて100万画素カメラを搭載したほか、電子コンパス付きEZナビウォーク、海外対応のFMラジオなど、多彩な機能を備えていて、“海外でも使える全部入り”ケータイとして登場した製品です。
これまでのグローバルパスポート端末では、韓国や米国などのCDMA圏で音声通話のみが利用できましたが、A5505SAはauの音声端末として初めてデータローミングにも対応していて、韓国でのEZwebやEメールの送受信、Cメールの受信が利用できるようになりました(その後エリアは順次拡大)。
また、英語/韓国語/北京語の簡単な会話集が収録されていて、画面に表示された例文を見せて伝えるほか、音声で例文を読み上げる機能を使って伝えることもできます。
au端末では初めてMini-BタイプのUSB端子を搭載していて、付属のケーブルなどで「PictBridge」対応のプリンタに接続して、直接写真を印刷できます。
背面には1.5インチの大型サブディスプレイと方向キー、決定キー左右のソフトキーを備えていて、EZwebやメール、データフォルダの閲覧、カメラ、FMラジオの起動・操作など、閉じたままでもメインディスプレイ並みの操作ができます。
「A5505SA」の主な仕様
- 発売日:2004年5月22日
- キャリア:au
- メーカー:三洋電機
- サイズ:約51(幅)×99(高さ)×26(奥行き)mm
- 重量:約129g
- メインディスプレイ:2.4型(240×320ピクセル)TFT液晶 26万色
- サブディスプレイ:1.5型(120×160ピクセル)TFT液晶 6万5000色
- アウトカメラ:有効約100万画素CCD
- ボディーカラー:シャインゴールド、シャドウパープル、シーンシルバー
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