ネットコミュニケーション、子どもにどう教える? フューチャーキッズの取り組み
「何言ってんだよ」――ネット上でこう発言をした人は、どんな感情を抱いているだろうか。怒っている、ふざけている、呆れている……何通りにも想像できる。
7月24日、東京・渋谷の子ども向けIT塾「フューチャーキッズ」で開かれた、小学生の親子向け「親と子のネット安心教室」では、一つの発言の裏にある感情の多様性を理解させる試みが行われていた。
怒った調子、ふざけた調子、呆れた調子の「何言ってんだよ」音声に、さまざまな表情の画像を付けて子ども達に見せ、発言者がどんな気持ちかを推測させる。同じ文字でも多様な感情が表現できることを実感させ、文字だけのコミュニケーションでの限界を教えようという試みだ。
その後行われたチャット実習「なりきりチャット」では、子どもと先生がそれぞれ、「おじいさん」「警察」「学校の先生」「小学生」など、与えられた役割りになり切って会話した。自分の役は他の人には秘密だ。
チャット終了後、誰が何の役をしていたか当てっこしたが、ほとんど当たらず、子ども達はネット上で正体を偽る簡単さを身をもって実感していた。
教室を運営するフューチャーインスティテュートは「単にルールを作って教え込むだけでは、子どもは納得してくれないだろう」との考え。ゲームやチャットを通じて、ネット上のコミュニケーションの特性を無理なく学んでもらうねらいだ。
同社のネット安心教室はこの日が初めてだったが、親子とも授業を楽しんでいるようで、反応は上々。参加した中学1年生の母親は、「佐世保の事件以来、ネットモラルを教えてくれる教室を探していた。とても勉強になった」と話していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
2
Apple、「iPad mini」を大幅刷新 8.5インチOLEDとA20 Pro搭載、防水にも対応 11万9800円から
-
3
「年齢は合ってますが、人間ではありません」 6歳の飼い猫に届いた“進研ゼミの案内” なぜ届いたのかベネッセに聞いた
-
4
GMO熊谷代表「社内ホワイトハッカーが事前に指摘」も対策遅れ、国に「能動的サイバー防御」要請 「責任転嫁では」SNSで批判も
-
5
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
「5年でバッテリーが使い物にならなくなる」は本当か テスラ「モデル3」5年目点検で分かったこと
-
8
ジョーシンへの不正アクセス、最大623万件漏えいか 運転免許証2件・マイナカード1件なども
-
9
グッスマに不正アクセス、公式EC閉鎖 会員の住所や注文履歴など漏えいか 再開目処立たず
-
10
野村総研、サイバー攻撃時の「能動的なシステム停止」を支援する新サービス
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR