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三菱信託銀行、17万人分の顧客情報を紛失

» 2005年06月01日 15時25分 公開
[ITmedia]

 三菱信託銀行は6月1日、約17万3000人分の顧客情報を紛失していたと発表した。顧客情報の管理徹底を図る目的で、保管状況を調査したところ判明した。

 紛失したのは、過去の取引などを記録した「マイクロフィッシュ」と呼ばれる内部管理資料のフィルム251枚。1971年から最近にいたるまでの名前が含まれる顧客情報約13万4000人分のほか、名前が含まれない顧客情報約3万9000人分が記録さていた。一部には、生年月日や電話番号、残高、取引番号などが含まれているものもある。

 内部調査を行った結果、誤って破棄した可能性が高く、外部への情報の漏えいの恐れは極めて低いとしている。また、紛失したマイクロフィッシュは専用の機械を使用して閲覧するもので、肉眼で内容を確認することはできないという。

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