NTT東の独禁法違反認定 光参入妨害で公取委が審決
FTTHサービスへの他社参入を妨害していたとして、公正取引委員会はこのほど、NTT東日本の独占禁止法違反(私的独占)を認定する審決を出した。NTT東は独占には当たらないとして争っており、審決の取消を求める訴訟を起こす方針。
審決によると、NTT東は2002年6月以降、戸建て向けの「Bフレッツ ニューファミリータイプ」で、1芯の光ファイバーを複数人で共用する分岐方式を使うとして接続料金の認可を受けてサービスを提供。だが実際には分岐方式ではなく、電話局から加入者宅まで1芯を1世帯で使う芯線直結方式を使っていた。
月額料金は当初5800円・2003年4月以降は4500円に設定していたが、他事業者が芯線直結方式でFTTHサービスを提供する際に必要な接続料金より安かった。
このため審決は「他事業者の活動を排除することで、東日本地区における戸建て向けFTTHにおける競争を実質的に制限していたもので、私的独占にあたる」と認定した。
ただ、問題となったサービス自体は既に提供されていないため、排除措置は命じなかった。
公取委はNTT東に対し03年12月に排除勧告したが、同社が応諾しなかったため、04年2月から裁判の一審にあたる審判が開かれていた。同社は審判の当初から「何を持って独禁法違反と言われるのか分からない」と真っ向から反論していた。
審決を受け、同社は「当社の行為が私的独占に当たるとは考えておらず、本審決における判断には納得できない」として、裁判の二審にあたる審決取消訴訟を東京高裁に起こす予定。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「comico」サ終にマンガ家が思う“縦読みマンガ”の弱点と戦略ミス
-
2
LINE、着せかえ表示問題を謝罪 希望者に返金へ
-
3
FANZA、成人向けAI創作・公開サービス「FANZAスタジオ」発表 先行体験は8月24日から
-
4
目指すは、日本発IPで海外売上20兆円 経産省が新戦略を発表 「ものがたり大国5カ年計画」
-
5
スマート給餌器で38時間の障害、ペットがご飯食べられず 飼い主の苦情殺到 「旅行中なのに」「猫が死んじゃう」
-
6
法務省、「ラヴ上等」とのタイアップ中止 「当初の意図を全うすることが難しい」
-
7
中国の動画サイト「bilibili」にグローバル版アプリ 日本でも配信開始 まずはAndroidから
-
8
バスローブ姿で取材対応の秋田県職員 ラブホ不倫現場からリモート対応だった 県が処分
-
9
終了発表の縦読み漫画「comico」――元重課金ユーザーが振り返る「いつしか開かなくなった」理由
-
10
「ほの暮しの庭」はホラーが苦手でも大丈夫! 怖さを上回る物語とスローライフの魅力をマンガ家が力説
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR