「ニコ動にMAD必要」7割、「MADは宣伝になる」9割――ニコ割アンケート結果

[ITmedia]

　ニコ動にMADは必要か――ニワンゴはこのほど、「ニコニコ動画」視聴中の全ユーザーにアンケートをリアルタイムに配信する「ニコ割アンケート」で、MAD作品について聞いた結果を発表した。

　MADとは、アニメの映像などにユーザーが別のコンテンツを加えて編集した動画のこと。「ニコ動にMADが必要」と答えた人は72％おり、「MADが元となった作品の宣伝になる」と答えた人は89％に上った。

MADをよく見る人の割合

　8月25日午後9時半に調査し、9万1256人が回答した。「MADをよく見る」と答えたのは男性が51％、女性が57％。「たまに見る」は男性が35％、女性が32％、「ほとんど見ない」は男性が11％、女性が8％、「知らない、見たことない」は男女とも3％――と、女性の方がよく見るという結果だ。

MADを作る文化について

MADが元のオリジナル作品に与える影響

　「MADを作る文化についてどう思うか」という問いに対し、最も多かった回答は「面白い文化なので残すべき」（68％）。次いで「面白いけど、こっそりやるべき」（22％）が多く、「面白くないので残らなくてもよい」という回答も3％あった。

　MADが元のオリジナル作品に与える影響については、89％が「元作品に興味がわき、宣伝になる」と回答。「元作品に興味がわかないので、宣伝にならない」は6％、「元作品のイメージが壊れるのでマイナス」は5％だった。

　MADを作る時のルールについては、59％が「自由にMADを作る権利を認めるべき」、29％が「自由に作る権利を認めるべきだが、著作権者に対価を支払う仕組みを作るべき」、12％が「著作者に事前に許可を取ってからでないと作ってはいけない」と回答した。

　「事前に許可を取ってからでないと作ってはいけない」と答えた人を年代別に見ると、50代以上と10代以下が多く、20代、30代が少なかった。