　Appleが新型iPhoneを6月22日に発表するとうわさされている。これまでiPhoneの発表に使われてきたイベント会場を、Appleがこの日に予約したようだ。次世代iPhoneはマルチタスク対応の最新版のOSを搭載するとみられる。そのほか、新型iPhoneにまつわるうわさには「解像度が縦横2倍」「背面もマルチタッチ対応」「従来のGSMモデルに加えて、CDMAモデルも登場する」といったものがある。発表日については6月28日との憶測もある。

　またBoy Genius Reportは、iPhoneを米国で独占販売しているキャリアAT&Tが、社員に6月は休暇を取らないよう指示したと伝えている。新モデル発売に備えての対応のようだ。

New iPhones Rumoured To Be Arriving June 22nd（The Next Web）

Dell、大きめのタブレットPCも投入？

　Dellが1月に5インチディスプレイ搭載のAndroidタブレットを発表したが、同社はさらに7インチと10インチのモデルを投入するようだ。これらモデルの流出写真がWebに出回っている。5インチモデルは「Dell Mini 5」という名称だが、今回リークされたモデルは「Streak」と呼ばれている。Mini 5は初夏に登場するとみられるが、流出資料によれば、7インチモデルは年内、10インチモデルは来年リリースという。

Will Dell Supersize Its Mini Tablet?（PCWorld）

イスラエルの「iPad禁止」に困惑

　イスラエルが旅行者のiPad持ち込みを禁止したことで困惑が広がっている。同国政府は禁止の理由として、iPadのWi-Fi信号は米国の基準に合わせたもので、欧州とイスラエルで認められている基準よりも強く、ほかのワイヤレス機器に干渉する可能性があるためと説明している。だがAppleは「国際的な業界標準に合わせている」と説明しており、また旅行者はこれまで、米国基準に合わせたノートPCや携帯電話を問題なく持ち込めていた。IT専門家はこの禁止令に「技術的な理由があるようには見えない」としているが、一部には、「イスラエル政府は軍の通信への干渉を恐れている」とする見方もある。

　既に同国の税関では10台以上のiPadが没収されており、旅行者は出国時に保管料を支払ってiPadを引き取らなければならない。消費者からは、iPhoneのときと同様に、イスラエルでiPadの発売が大幅に遅れるのではないかという懸念や批判の声が上がっているという。

Israel iPad Ban Puzzles Many（Wall Street Journal）