米ソーシャルゲーム大手のZyngaは7月1日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)に株式上場の申請文書を提出した。公開価格や上場先などの詳細はまだ確定していないが、最大で10億ドルを調達する計画。
Zyngaは、2007年創業のサンフランシスコに拠点を置くソーシャルゲーム大手。米Facebookやmixiなどのソーシャルサービス上で遊べる「ファームビレッジ」やポーカーなどのゲームを提供する。
SEC提出文書によると、同社は166カ国でサービスを提供しており、1月当たりのアクティブユーザー数は2億3200万人。従業員数は2000人以上。2010年の業績は、売上高が前年比392%増の5億9750万ドル、純損益は2790万ドルだった。2009年は5280万ドルの赤字だった。サービス内で売買する仮想グッズによる売り上げは創業以来の累計で150億ドルに上るという。
幹事会社はMorgan StanleyとGoldman Sachsが共同で務める。
米国ではネット関連企業の大型IPOが続いている。5月には米LinkedInが上場し、6月には米Grouponが上場を申請した。また、米Facebookも2012年1〜3月期に株式公開する予定とみられている。
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