米AppleのiOS搭載端末に非公認アプリをインストールするための「脱獄(Jailbreak)」ツールを提供するevad3rsは12月25日(現地時間)、最新版「evasi0n7」への「Taig」(太極助手)のバンドルを中止したと発表した。
evasi0n7がバージョン1.0.1にアップデートされTaigがインストールされなくなった。
evasi0n7をめぐっては、新たにバンドルされたTaigのアプリストアが海賊版を扱っていたことや、以前からバンドルされていたアプリストア「Cydia」がiOS 7に完全対応していないことなどが発覚し、問題になっている。
Taigについてはさらに、インストールした端末からユーザーデータを無断で収集しているのではないかという疑いが浮上していた。
evad3rsはこうしたユーザーの懸念を拭う目的でTaigをリバースエンジニアリングしたところ、端末内のプライベートなデータを送信していないことが確認できたと説明した。また、Taigからバンドルの対価を受け取っているのではないかといううわさを否定した。
他の問題についても懸命に取り組んでおり、今後のアップデートに反映していくとしている。
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