工場の生産シーンを効率化する――防水・防塵性に優れた富士通のWindowsタブレット

製造業が生産現場の効率化を目的にコンピュータを活用するケースが増えている。水や塵の影響がある苛酷な現場では、防水・防塵機能は必須。その条件を満たすWindowsタブレットに注目が集まっている。

» 2016年03月17日 10時00分 公開
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生産現場の効率化にITが欠かせなくなった理由

 製造業の工場・生産現場では、作業を効率化するさまざまな取り組みが進められてきた。従来の少品種大量生産では、製造装置や組立ロボットを積極的に導入して生産の自動化を進め、生産スピードや品質の向上、コスト削減を実現することが多かった。しかし最近は、多様化する消費者ニーズ、あるいは急変する市場に柔軟に対応できるように、多品種少量生産に重きを置く企業も増えている。

 多品種少量生産が行われる現場では、生産ラインを設けて機械による自動化を進めても採算性が見合わない場合がある。そこで一人または少人数の作業員が、製品が完成するまでの組立工程を受け持つセル生産方式を取り入れる現場が増えている。だが、セル生産方式では、生産する品種が多ければ多いほど作業員に熟練度が求められ、経験やスキルによって生産スピードと品質に差が出るという問題が発生しがちだ。紙の作業指示書やマニュアル類は商品数に比例して大量になり、作業員の負荷は増す一方。作業指示書を十分に確認せずに作業を行い、ミスが起きる可能性も高まる。

 こうした現場作業員のスキルを平準化するために、近年では生産現場にコンピュータを導入して細かく指示を与えて作業員を支援し、生産スピードと品質を一定化する取り組みを進める企業が増えている。コンピュータの画面上に表示された手順に従って作業を進め、作業を終えたらその都度チェックすることで、全員の作業を効率化できるというものだ。

 コンピュータによる作業支援は、確実に成果をもたしている。生産スピードと品質を向上させるのはもちろん、紙の取り扱いに関する課題を一気に解決する。例えば、紙の作業指示書やマニュアル類を使っていると、汚れや破れ、摩耗などで読みにくくなる場合があるが、コンピュータならばそれを防止できる。機密扱いのドキュメントが不正に持ち出されたり情報漏えいしたりする心配もなくなる。

苛酷な環境に耐える仕様が必須

 ただし、水濡れや粉塵の影響を受けやすい生産現場にコンピュータを導入するのは、容易なことではない。最近では生産現場向けに防水・防塵機能を備えたコンピュータも増えているが、いかんせんコストが高いという課題がある。いくら本体が堅牢・頑丈でも、持ち運びに適していなければ現場に固定して設置するしかなく、取り回しが不便だ。

 そこで今、生産現場の作業支援に最適なコンピュータとして注目されているのが、タブレットである。タブレットならば自由に持ち運びが可能で、オフラインの状態でもデジタル化した作業指示書やマニュアル類を参照できる。汚れや破れ、摩耗などで資料を読みづらくなる心配もない。さらに、HDDや冷却ファンを内蔵するノートPCなどと違い可動部がないため、微粒子の飛散を回避しなければならないクリーンな環境にも持ち込める。

 とはいえ、従来型のタブレットには課題も多い。第一に、生産現場の苛酷な環境で使用することを想定していない製品がほとんどであり、防水・防塵機能が不十分であるほか、落下衝撃にも弱い。また、ソフトウェア的にも課題がある。一般的なiOS/Androidタブレットを、生産/在庫/品質管理などの既存業務アプリケーションと連携させて利用するには、タブレット専用アプリを開発しなければならない。

 さらに対応する周辺機器の少なさも課題だ。生産現場では、例えばバーコードリーダーを接続して利用する場面も考えられるが、一般的なiOS/Androidタブレットに対応した製品の選択肢は少ないのが実情だ。

防水・防塵機能を備えた富士通のWindowsタブレット

 このような課題を一挙に解決する可能性があるのが、富士通のWindowsタブレット「ARROWS Tab Q506/MB」だ。

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 この製品の最大の特長は、生産現場での利用に適した防水・防塵・耐薬品機能。防水機能はIEC(国際電気標準会議)/JIS(日本工業規格)で標準化されたIPX5/7/8に対応している点。これらの規格は、水を掛けたり、水に浸したり、水中に沈めたりしてもタブレットが稼働することを意味するものだ。

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 防塵機能はIP5Xに対応しており、粉塵の多い作業現場でも利用可能となっている。カスタムメイドで耐薬品機能を追加できるので、エタノールやIPA(イソプロピルアルコール)、次亜塩素酸ナトリウムといった薬品を使用する現場でも使用することができる。万一端末本体が汚れてしまった際も、アルコールで簡単に殺菌・洗浄できるのもポイントだ。

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 また、ARROWS Tab Q506/MBはWindowsタブレットであることも特長だ。タブレット専用アプリを開発することなく、既存のWindowsシステムで稼働していたアプリやデータをそのまま利用できるのだ。従来型の工場用コンピュータと異なり省スペースで導入できるほか、1台当たりの設置コストも桁違いに低いことも注目すべき点と言えるだろう。

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 ARROWS Tab Q506/MBが活躍するのは生産現場だけではない。作業員がオフィスに持ち運び、キーボードとクレードルに接続すれば、Windows搭載PCとして日報の入力にも使える利便性がある。さらに、Windows対応の周辺機器を接続できる点も大きなメリットだ。

 このようにARROWS Tab Q506/MBは、生産現場の効率化をなるべく低コストで実現するために理想的な選択肢であると言えるだろう。これからIT導入を検討する企業のほか、すでに運用中のコンピュータのリプレースを検討している企業にもおすすめしたい。

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提供:富士通株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2016年3月23日