東京ゲームショウ2018
人工知能がボケてツッコむ「AI芸人」 NTTレゾナントが開発
「パソコン」「そんな電子機器に頼ってたらアカンよ」「AIに言われる筋合いないわ」――LINEのトーク上でユーザーが投稿した内容に対し、AI(人工知能)がボケてツッコむサービス「AI芸人」のデモを、NTTレゾナントが「東京ゲームショウ2018」(千葉・幕張メッセ、9月20日~23日)で実施している。ユーザー、ボケ担当AI、ツッコミ担当AIの3者で会話できるのが特徴だ。
ユーザーが投稿した内容に対し、ボケ担当AIがボケて、ツッコミ担当AIがツッコミを入れる、という流れ。ディープラーニングを用いた言語解析技術を使い、ユーザーの投稿内容をAIが分析して自然言語で回答する。
チャットbot型の「恋愛相談AIオシエル」や、テレビドラマ「過保護のカホコ」の主人公・カホコと会話できるAIサービス「AIカホコ」の知見を応用し、“お笑い仕様”にカスタマイズした。お笑いの分野に強いパートナー企業からデータを提供してもらい、5~10万ほどの発話・応答パターンを学習させたという。
通常は「こんにちは」→「ブラジルは夜」(ボケAI)、「ここは日本や」(ツッコミAI)のように応答するが、「ITmedia」→「深いなぁ~」(ボケ)、「ホントに思ってる?」(ツッコミ)など、未知の単語にも何かしらの返答をするようになっている。
同社の中辻真AI担当課長(スマートナビゲーション事業部 サービステクノロジー部門)は、「正解のないファジーな領域であるお笑いはAIと相性がいいと思っていて、昨年のゲームショウでも開発の話は出ていた。会話の破綻が笑いにつながるのも面白い」と話す。業務効率化よりは、創造性を支援する目的でAIの研究開発を進めているという。
LINE上でAIに「おもろい」「おもろくない」とフィードバックを返すこともでき、「おもろくない」と指摘される回数が多いボケは姿を消していく。
直近で一般ユーザー向けサービスとして公開する予定はないが、AIを使ったゲームキャラクターやゲームシナリオの作成などへの応用が考えられるという。
AI芸人の開発を担当した奥井颯平さんは「まだデモ段階で、完成度は数十%ほど。LINE以外にも、ソーシャルゲームやWebサービスなど幅広い分野に実装できる」と可能性を語った。
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