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“現状把握”から個人情報の流出を“抑止”する   セキュリティ対策の必須ツール「LanScope Cat3」

高まる情報セキュリティニーズに ジャストフィットする管理ツール
中村隆彦氏
北村和久氏
上)
常務取締役 CS推進部 マネージャー  
中村隆彦氏

下)
システム部 課長 
北村和久氏

 個人情報の取り扱いに関する事業者の義務を定めた個人情報保護法が2005年4月から全面的に施行される。情報漏えい事件の8割は内部犯行だと言われており、情報漏えいを未然に防ぐために、企業内の情報をいかに管理するかが大きな課題となっている。また、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)とともに、個人情報の取り扱いを適切に行っている事業者に対しロゴマークの使用を認めるプライバシーマーク(Pマーク)の取得が官公庁の入札条件となり、Pマークを取得する事業者が急増している。

 このように情報セキュリティに対するニーズが急速に高まるなかで、その効果的な対策ツールとして注目を集めているのが、エムオーテックスの統合管理ツール「LanScope Cat3」である。

 LanScope Cat3は2001年に製品化。当初はネットワーク管理と資産管理が主な目的だったが、その後、エンドユーザーの意見を積極的に反映しながらバージョンアップを重ね、セキュリティ管理にも抜群の効果をもたらす統合管理ツールへと進化を続けてきた。今では企業や自治体に求められるセキュリティマネジメントの必要カテゴリをすべてカバーしている。なかでも最大の特長は現状把握に力点を置いた設計思想にあり、事業所内のPCやサーバの詳細な利用状況を管理者がリアルタイムに掌握することによって、現状の問題点を的確にとらえ、事実に基づいた適切な対策が取れるようになっている。


140万クライアントに迫る LanScope Cat3の導入実績

 LanScope Cat3は、社員数が500人前後の製造業を中心に、さまざまな業種の企業で活用されており、官公庁や自治体の導入比率も高い。その導入クライアント数は、毎年200パーセント以上の高い伸び率で増えつづけ、2004年10月には100万クライアントを達成した。

 その急成長の要因について、エムオーテックス 常務取締役 CS推進部 マネージャーの中村隆彦氏は、「一昨年までは、ISOの環境管理や品質管理を取得する目的で、LanScope Cat3を導入するケースが多く、実際にLanScope Cat3を導入されているお客様の83パーセントがISOを取得しています。さらに昨年あたりから、個人情報保護法対策としてPマークを取得する事業者が急増しており、その伸び率とほぼ正比例するかたちでLanScope Cat3のクライアント数も増えています。おそらく今年4月にはPマーク取得事業所が1400件以上になると見込まれていますが、同様にLanScope Cat3も140万クライアントになる見込みです」と語る。

 特にLanScope Cat3が多くのユーザーから支持されている要因の一つは、国内メーカーならではの徹底したCS(顧客満足)活動を展開していることである。その点について、中村氏は、「昨年1年間で200件以上のエンドユーザーを訪問し、お客様の生の声をお聞きして、製品開発やサポート面に活かしています。製品開発では常にバージョンアップを重ね、パッチファイルを無料で配布しています。サポート面では、ユーザー会を開催してお客様同士で悩みを相談しあえる交流の場を設けたり、LanScope Cat3のトレーニングマニュアルや導入事例集などを作成して無償配布しています。また、LanScope Cat3のポリシー設定を支援する導入サポートもリーズナブルな料金で提供しています」と語る。


Lan Scopeシリーズの導入クライアント数(Cat3 Guard)


“不正使用の抑止”などを実現する LanScope Cat3の導入メリット

 LanScope Cat3の導入メリットは多岐にわたる。その一つが“不正使用の抑止”である。LanScope Cat3では、従業員のPCの操作履歴やWebサイトへの閲覧状況などを管理者がログを取得することでリアルタイムに把握できる。したがって、そうしたログを取得していることを従業員に告知するだけで、PCを私用目的で使う人が一気に減少する。ネットワークを通じて各拠点のPCの利用状況までリアルタイムに把握できるので、ある会社では、大阪の本社から福岡の支店に電話をかけて、ゲームで遊んでいた社員に厳しく注意をしたところ、その後、会社でゲームをする人は一切いなくなったという。

 LanScope Cat3は、業務効率の改善と業務コストの削減にも大きく貢献する。例えば、大規模な企業では、社内のセキュリティ対策のために数十人規模でネットワークの監視を行っているところもあるが、一般の中堅・中小企業ではそこまで行う余裕はない。ところが、LanScope Cat3を導入すれば、社内のPCやサーバを自動的に監視してくれるので、何人もシステム管理者を置く必要がない。実際、ある会社では、今まで3人いた管理者を一人にして、残りの2人を他の業務にシフトすることで業務効率を向上させている。また、就業後に自分のPCでゲームを行ったり、私的なWebサイトを閲覧している社員がいなくなることで、残業代やPCの電気代を大幅に削減できる。実際、残業代など業務コストの大幅な削減に成功した会社もあるという。さらに、各PCの利用状況を詳細に把握することにより、普段あまり使われていないPCを他の部署に振り分けることで資産を有効活用することも可能になる。


社員のモチベーションを上げる LanScope Cat

 LanScope Cat3は、当然のことながら、個人情報保護対策としても効果を発揮する。その際、他社製品のように特定のフォルダなどへアクセスできないように制限すると、日常業務に支障を来たす要因にもなりかねないが、従業員のファイル操作ログなどをすべて残すことで従業員の不正がすぐに判明するので、従業員のモラルが自ずと高まり、日常業務への干渉もなく、情報漏えいを未然に防ぐ抑止効果となる。

 では、実際に個人情報保護対策として効果を発揮する具体的な機能をいくつか紹介しよう。

 


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