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» 2013年02月28日 10時00分 UPDATE

「2つのUI」を「2つの画面」で使いやすく:Windows 8を“極楽”に変える「マルチディスプレイ」のすすめ (1/3)

PCの作業効率を高めたいならば、マルチディスプレイに注目だ。特にWindows 8では、マルチディスプレイの機能が大きく拡充され、より快適に利用できるようになった。今回は知ってトクするWindows 8でのマルチディスプレイ環境構築テクニックを紹介しよう。

[ITmedia]
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体験したら1画面には戻れない「マルチディスプレイ」の魅力

 「マルチディスプレイ」とは、1台のPCに複数のディスプレイを接続して、同時利用することをいう。表示領域の拡大によって、複数のアプリケーションやウィンドウを並べて豊富な情報を一度に表示しながらスムーズに作業できるようになり、幅広い用途で快適さが格段に向上する。体験したら、もう1画面の環境には戻れなくなるほど便利だ。

 例えば、複数のWeb通販サイトを開いて製品情報や価格を比較、予定表を確認しつつメールを返信、PDFの資料とExcelの表を参照しながらWordで報告書を作成と、日常的なPCの作業がとにかくはかどる。

 ほかにも、株取引でチャートや複数銘柄の情報をチェックして直ちに発注、写真や動画の編集、ソフトウェア開発で広大な作業領域を確保しての作業、特定のPCゲームで視界を広げて臨場感や情報量をアップ、ネット中継を視聴中に各種SNSでの反応をリアルタイムに見てコメントなど、有効な利用シーンを挙げるときりがない。

tm_1302eizo_01.jpg EIZOの24.1型ワイド液晶ディスプレイ「FlexScan EV2436W-FS」を2台並べて拡張表示した例。画面解像度がWUXGA(1920×1200ドット)の液晶パネルを2枚横に並べて、3840×1200ドットと非常に高い解像度を実現することで、複数枚のウィンドウを開いての作業効率が大きく向上した。24.1型ワイド画面ならば、1画面でA4見開き(A3)を実寸表示しても余白があり、2画面でA4が計4枚も(A3でも計2枚)収まる。27型以上の高解像度ディスプレイを1台導入するより、低コストで大画面、高解像度を実現できるのもマルチディスプレイの強みだ

 昨今はスマートフォンやタブレットが台頭し、いつでもどこでも手元でさまざまな情報を得られるようになった。しかし、こうしたスマートデバイスは画面サイズが限られるため、アプリの表示を頻繁に切り替えて操作する必要がある。複数の作業を並行して行う場合、ウィンドウを並べて見渡しながら操作できるPCのアドバンテージは大きい。そして、この優位性を最大限に生かせるのが、マルチディスプレイというわけだ。

 こうしたPCならではの優位性を重視してか、2012年10月に一般販売が開始された新OSのWindows 8では、マルチディスプレイの機能が改善され、使い勝手が高まっている。

 Windows 8の特徴といえば、タッチ操作に配慮した「Windows 8スタイルUI」(Modern UIとも呼ばれる)と、既存のキーボード+マウス操作に適した「デスクトップUI」、2つの異なるUI(ユーザーインタフェース)を備えていることだが、マルチディスプレイを導入することで、この新スタイルがずっと扱いやすくなる点に注目だ。

 今回はWindows 8でより快適になったが、まだ意外に知られていないマルチディスプレイの活用テクニックを見ていこう。

tm_1302eizo_02.jpg Windows 8は2つのUIを備えた、いわばハイブリッドなOSだ。詳しくは後述するが、タッチ操作に配慮した「Windows 8スタイルUI」をタッチ対応PC、従来型の「デスクトップUI」を外付けディスプレイに表示することで、それぞれのUIの表示と操作を整理して快適化が図れる。組み合わせたノートPCは、ソニーのタッチパネル搭載13.3型Ultrabook「VAIO Tシリーズ13」(SVT13139CJS)だ

 なお、EIZOチャンネルでは過去にWindows 7搭載のノートPCと外付け液晶ディスプレイを組み合わせた利用法を紹介している。マルチディスプレイで得られるユーザーメリットについても説明しているので、以下の記事も併せて参照いただきたい。

活用テク1――Windows 8スタイルUIとデスクトップUIで表示画面を分ける

 Windows 8は前述の通り、2つのUIを備えることでタブレットからノート、デスクトップまで幅広い形状のPCに対応しているのが特徴だ。

 Windows 8を起動すると、まずはWindows 8スタイルの「スタート画面」が表示され、左下の「デスクトップ」と書かれたタイルを押すことで、おなじみのデスクトップUIに移動する。デスクトップからはスタートメニューが廃止されており、Windowsキーを押すと、スタート画面に戻って、そこから各種機能にアクセスする仕組みだ。

tm_1302eizo_03.jpgtm_1302eizo_04.jpg タッチ操作に配慮した「Windows 8スタイルUI」の「スタート画面」には、アイコンの代わりにさまざまな機能にアクセスするためのタイルが並ぶ(写真=左)。既存のキーボードとマウスでの操作に適した「デスクトップUI」ではスタートメニューが廃止された(写真=右)。Windowsキーを押すと、スタート画面に戻る

 2つのUIは高速かつ滑らかに切り替わり、スペックが低めのPCでもストレスを感じにくい。とはいえ、まったく違ったデザインのUIを交互に行き来することになるため、ディスプレイが1画面だと表示が頻繁に切り替わり、デスクトップUIで統一されていたWindows 7に比べて、操作が煩雑になりがちではある。

 そこで、マルチディスプレイの出番だ。PCにディスプレイを2台同時接続することで、1台はWindows 8スタイルUI用、もう1台はデスクトップUI用というように、2つのUIをそれぞれ分離して表示できる。こうすれば、もう慌ただしいUIの切り替えとはおさらばだ。

 Windows 8を起動すると、1台のディスプレイにはWindows 8スタイルUI、もう1台のディスプレイにはデスクトップUIが表示されるようになるため、すぐに既存のデスクトップアプリを使えるようになる。Windows 8はWindows 7に比べて起動が速く、待ち時間を減らせるのもうれしい。

tm_1302eizo_05.jpg 2台のディスプレイでWindows 8スタイルUIとデスクトップUIを別々に表示した。異なるデザインのUIを別の画面に分けて表示することで、頻繁に2つのUIを行き来することなく、スマートに利用できるのがポイントだ

 デスクトップによく使うアプリや機能のショートカットアイコンを一通り作成しておけば、スタート画面にいちいち戻ることなく、Windows 7と同じような操作感でデスクトップアプリを利用できる。できるだけ従来のWindows PCから操作性を変えたくないユーザーに向いた使い方だ。

 デスクトップUIの作業領域を広げたい場合は従来同様、2画面に渡ってデスクトップUIを拡張表示することもできる。スタート画面を表示しているときに、「デスクトップ」のタイルを押すか、2台目のディスプレイに表示されているデスクトップUIのどこかをクリックすれば、スタート画面が瞬時に消えて2画面ともデスクトップUIに切り替わる。

 Windows 8スタイルUI用にデザインされた全画面表示の「Windowsストアアプリ」も専用のディスプレイに表示でき、こちらもデスクトップUIに移行せず使える。ただし、Windows 8スタイルUIはマルチディスプレイに対応していない。3台以上のディスプレイを接続した場合も、1台のみWindows 8スタイルUI、残りは従来と同じ拡張デスクトップの表示となる。

tm_1302eizo_06.jpg 従来のWindowsと同様、2画面を拡張デスクトップとして使うこともできる。ただし、Windows 8スタイルUIは1画面のみの対応で、拡張表示をサポートしていない

マルチ画面に最適なEIZOディスプレイ――(1)柔軟なスタンド機構と大画面、狭額縁

 マルチディスプレイ環境の構築においては、単体で液晶ディスプレイを使うより注意すべき点がいくつかある。その1つがスタンド機構だ。複数のディスプレイを並べて設置する場合、画面の高さを合わせられるか、自分の姿勢に応じて柔軟に位置調整が行えるかが重要だ。思うように画面位置を調整できない場合、別途フレキシブルアームを装着するなどの手間とコストがかかる。

 今回使用したEIZOの24.1型ワイド液晶ディスプレイ「FlexScan EV2436W-FS」は、上30度のチルト、左右344度のスイベル、上下195ミリ範囲の高さ調整に対応し、設置状況に応じて最適な画面配置が可能だ。特に高さの調整範囲が広いため、液晶の高さが低くなるノートPCに合わせて設置面ギリギリまで画面位置を下げるといったことも簡単に行える。

tm_1302eizo_07.jpgtm_1302eizo_08.jpgtm_1302eizo_09.jpg FlexScan EV2436W-FSは、上30度のチルト(写真=左)、左右344度のスイベル(写真=中央)、上下195ミリ範囲の高さ調整(写真=右)が可能だ

 画面を90度回転させた縦位置表示機能が備わっている点もありがたい。縦にスクロールして閲覧するWebサイトやSNSのタイムライン、縦長の文書や縦位置で撮影した写真を表示する場合などで重宝するだろう。

 また、横位置表示での表示領域が518.4×324.0ミリに達する24.1型ワイドの大画面ならば、1画面にA4見開き、つまりA3サイズ(420×297ミリ)を実寸表示したうえで、周囲にメニューやツールパレットを配置しておける。これを2枚並べれば、作業領域は広大だ。DTPやグラフィックス用途はもちろん、地図や経理資料、大判ビジネス文書などの表示にも役立つ。

 さらにFlexScan EV2436W-FSは狭額縁設計もポイントだ。左右のフレーム幅は16.05ミリ、上下のフレーム幅は16ミリしかないので、ディスプレイを横に並べても、縦に並べても画面間のフレームが最小限で済み、視点移動の邪魔にならない。まさにマルチディスプレイにうってつけの製品といえる。

tm_1302eizo_10.jpgtm_1302eizo_11.jpgtm_1302eizo_12.jpg 縦長のWebページや文書、縦位置の写真などを表示する場合、液晶ディスプレイも縦位置に回転させると使いやすい(写真=左)。横位置表示での表示領域が518.4×324.0ミリに達する24.1型ワイドの画面は、実際にA4用紙を2枚並べても表示領域に余りがある広さだ(写真=中央)。左右のフレーム幅は16.05ミリ、上下のフレーム幅は16ミリという狭額縁設計で、マルチディスプレイでもノイズレスなデザインに仕上がっている(写真=右)

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提供:株式会社ナナオ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2013年3月31日

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