第1回 ITmedia プロフェッショナル モバイル協力特別セミナー:進化する「ケータイLBS(位置情報サービス)」の世界 〜AR・行動支援・屋内測位でモバイルビジネスはどう変わる?〜

 モバイルサービス/ビジネスにおいて、「位置情報の活用」が重要なキーワードになってきている。いつでも・どこでも・誰もが持っている携帯電話やスマートフォン、さまざまなモバイル端末にLBS(位置情報サービス)の要素が加わると、どのようなシナジー効果が起こるのか。
 本セミナーでは、話題の「AR(拡張現実)」や「行動支援サービス」「屋内測位」などにおけるキーパーソンが集合。モバイルビジネスの“リアル連携”を重視する、ジャーナリストの神尾寿氏も加わり、ケータイLBS(位置情報サービス)の未来について展望する。

イベント概要詳細
開催日/時間2009年12月8日(火) 10時〜17時(9時30分より受付開始)
受講費(消費税込)1名様:2万9400円/3名様以上:2万3520円
※上記の料金は、一括申込の場合のお一人様の料金になります。
※2名様以上でお申込みの場合は、代表者以外のご参加者名を「備考欄」に記入して下さい。
※昼食・テキストは料金に含まれています。
会場ホテルIBIS六本木
地下鉄 日比谷線・大江戸線「六本木駅」より徒歩1分
主催株式会社アークブレイン
協力ITmedia プロフェッショナル モバイル

講師(登壇順)と講演のテーマ

通信・ITSジャーナリスト 神尾寿氏
通信・ITSジャーナリスト 神尾寿氏
リアル連携で“Web”のビジネス/サービスはどう変わるか?

クウジット 代表取締役社長 末吉隆彦氏
クウジット 代表取締役社長 末吉隆彦氏
「PlaceEngine」が位置情報サービスにもたらす新たな可能性

KDDI研究所 特別研究員 小林亜令氏
KDDI研究所 特別研究員 小林亜令氏
KDDIが目指す実空間透視ケータイサービス

NTTドコモ コンシューマーサービス部 ネットサ―ビス企画担当部長 前田義晃氏
NTTドコモ コンシューマーサービス部 ネットサ―ビス企画担当部長 前田義晃氏
「iコンシェル」と位置情報の連携が拓くサービスの可能性


プログラム

10:00〜11:20 I.リアル連携で“Web”のビジネス/サービスはどう変わるか?
【講師】通信・ITSジャーナリスト 神尾寿氏
  1. Webの進化は「モバイル=リアル」へ
  2. 位置情報+αの新市場/新ビジネス
  3. 進化するLBSと、変わるライフスタイル
  4. LBS新市場の萌芽/事例紹介
  5. Twitterとセカイカメラから見えるもの
  6. Web 2.0はLBSでどう進化するか
  7. Webオーバーレイ時代の“未来像”
11:30〜12:30 II.「PlaceEngine」が位置情報サービスにもたらす新たな可能性
【講師】クウジット 代表取締役社長 末吉隆彦氏
  1. 無線LAN電波で位置を推定する「PlaceEngine」とは
  2. 「PlaceEngine」を利用した事例紹介
  3. 都市生活者のライフログ基盤としての可能性について
  4. 場所・空間に連動した情報配信サービス「ロケーション・アンプ」
  5. 位置情報×AR(拡張現実感)の可能性について
≪ 昼 食 ≫
13:15〜14:15 III.KDDIが目指す実空間透視ケータイサービス
【講師】KDDI研究所 特別研究員 小林亜令氏
  1. 実空間透視ケータイの概要
  2. 6軸センサ、GPSを用いた直感的ヒューマンインターフェース
  3. 加速度、マイク、GPSを用いたユーザプレゼンス情報自動推定方式
  4. センサデータマイニングがもたらすアンビエント社会
  5. 実空間透視ケータイβ版プロジェクト、実機デモ
14:20〜15:20 IV.「iコンシェル」と位置情報の連携が拓くサービスの可能性
【講師】NTTドコモ コンシューマーサービス部 ネットサ―ビス企画担当部長 前田義晃氏
  1. コンシェルの現状
  2. コンシェル×オートGPS
    • (1)機能概要
    • (2)コンテンツプロバイダー活用例
    • (3)ドコモ提供アプリケーション
    • (4)今後の可能性
15:30〜17:00 V.パネルディスカッション:位置情報とARが拓くモバイルビジネス
【登壇】クウジット 代表取締役社長 末吉隆彦氏
         KDDI研究所 特別研究員 小林亜令氏
         NTTドコモ コンシューマーサービス部 ネットサ―ビス企画担当部長 前田義晃氏
         通信・ITSジャーナリスト 神尾寿氏(モデレーター)

講師プロフィール

神尾寿(かみおひさし)

神尾寿  学生時代からIT専門誌の契約ライター、大手携帯電話会社の嘱託プランナー(新ビジネス/マーケティング担当)などを経験し、1999年にジャーナリストとして独立。モバイル・通信分野と自動車・交通分野を中心として、技術やサービス、カルチャー、ビジネスの動向について取材を行っている。異業種・異業界をクロスオーバーで相互分析し、業界やトレンドの動向や新たな成長領域に着目することを得意とする。

 現在はジャーナリストのほかに、メディア/コンサルティング会社 IRIコマース&テクノロジー社および調査会社イード社の客員研究員。モバイルビジネスのアドバイザーやコンサルタントとして活動。また、日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)選考委員、国際自動車通信技術展 企画委員長、モバイル・プロジェクト・アワード選考委員などを勤めている。

 著書は「次世代モバイルストラテジー」(ソフトバンククリエイティブ)、「自動車ITS革命」(ダイヤモンド社)、連載は「ITmedia +D Mobile」「ビジネスメディア誠」、「レスポンス」、朝日新聞 beなど幅広く展開する。ほかにも新聞各紙、ビジネス誌への執筆や、講演活動などを積極的に行っている。


末吉隆彦(すえよしたかひこ)

末吉隆彦  慶応義塾大学大学院理工学研究科計算機科学専攻修士課程修了。1992年ソニー株式会社入社。ソフトウェアプロジェクトリーダーとして、VAIO C1などのノートPC商品化に尽力する。

 2005年よりソニーコンピュータサイエンス研究所勤務。Wi-Fi電波による位置推定技術を利用したロケーションウェア「PlaceEngine」のサービス立ち上げと企画運営を行う。

 2007年、同社を退社しクウジット株式会社を設立、代表取締役社長に就任。


小林亜令(こばやしあれい)

小林亜令  1998年北海道大学大学院工学研究科修士課程修了。同年KDD(現KDDI)入社。現在、KDDI 研究所特別研究員。

 モバイルコンピューティングを研究分野としており、これまでXML、SVG、ITS、通信放送融合技術、センサーデータマイニング、仮想通貨を用いたCGM 型市場経済構築法等の研究開発に従事。

 2003年FIT2003船井記念ベストペーパー賞受賞、2008年ARIB電波功績賞受賞。著書に『ワンセグ教科書』(インプレス刊、共著)、『AR のすべて』(日経BP社刊、共著)。情報処理学会代表会員。同学会会誌編集委員会SWG主査。電子情報通信学会MoMuC研究会専門委員。


前田義晃(まえだよしあき)

前田義晃  1994年、リクルート入社。ネットワークインテグレーション事業部で回線リセールの新サービスの企画と運用に従事。1997年、マーケティングシステム事業部でキーマンズネット等の営業に従事。

 2000年、NTTドコモ入社。転職当時から現在に至るまでiモード事業におけるサービス企画・運営、アライアンス企画・運営業務を行う。現在ネットサービス企画担当部長。ほかに6社(D2コミュニケーションズ、楽天オークション、タワーレコード、ナップスタージャパン、ドコモ・ドットコム、エイベックス通信放送)の取締役を兼務。