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2004/01/24 23:24:00 更新


ソースネクストの低価格戦略が光るビジネスソフト店頭市場動向

BCN総研は1月23日、2003年のビジネスソフト店頭市場の販売動向をまとめたものを発表した。ソースネクストの強さが光る。

 BCNの市場調査部門であるBCN総研は1月23日、2003年のビジネスソフト店頭市場の販売動向をまとめたものを発表した。同レポートは、東名阪のパソコン大手販売会社14社670店舗の日次販売データを基に集計されたもの。

 同レポートによると、2003年のビジネスソフト店頭市場は、本数ベースで前年比94.4%、金額ベースが同88.3%となった。また、平均単価は8980円となり、2002年の9600円から620円ダウンしている。つまり、単価の下落は金額ベースを大きく落ち込ませはしたが、本数ベースで見ると1桁減に留まっており、ビジネスソフトの底固い需要が伺えることが分かる。

 月次推移でみると、2003年の前半は本数・金額ベースともに前年を大きく下回る水準で低調に推移していたが、8月以降は販売が上向き、減少幅は縮小傾向に向かった。8月の「MSBlast」騒動や年末にかけての年賀状作成ニーズがソフト市場を下支えしたといえる。

 また、2003年1月を100とした指数推移でみると、2003年12月は本数ベースで151.0を達成しているのに対し、金額ベースでは116.8に留まっている。

 アイテム別の構成比(本数)では、2002年に引き続き「セキュリティ」が18.9%で最も比率が高かった。このほかに特徴的なこととして、2003年は「携帯関連」が上位に挙がっている。カメラ付き携帯電話が普及し、カメラのスペックも向上したことで、画像編集・画像管理など新たな用途が同ソフトの需要を高めたとみられる。

 ベンダーシェア(本数)では、ソースネクストが15.6%を獲得。2位に4.7ポイントの差をつけてトップに躍り出ている。同社は、2003年2月26日に主力製品を1980円に値下げするという思い切った低価格戦略を打ち出し、12月末時点で150タイトルというラインアップを揃えるまでになった。ベンダーシェアの月次推移では、3月以降に同社のシェアが大きく伸びており、戦略の効果が大きくみられる結果となった。また年間のセールスナンバーワン・ベンダーを選ぶ「BCN AWARD 2004」でも7部門で受賞するなど、幅広いジャンルでその効果があらわれている。

 2004年もソフトの低価格化の波はさらに広がると予想される。ソフトの低価格化が、特定メーカーのシェア拡大にとどまらず、市場全体の拡大につながることが期待される。

[西尾泰三,ITmedia]

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