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2004/04/13 14:40 更新

プリンタのインクカートリッジは9割以上が純正使用

　BCN総研は、インクジェットプリンタの利用に関するアンケート結果を発表した。4月1日〜5日、Web上でアンケートを行ったもので、有効回答数2091件。内、男性64.7％、女性35.3％。年齢は30歳未満87.9％、30〜40歳未満339％、40〜50歳未満38.8％、50〜60歳未満13.2％、60歳以上5.2％。PC利用歴は、3年未満5.5％、3〜5年未満16.6％、5〜7年未満18.8％、7〜10年未満16.1％、10〜15年未満17.4％、15年以上25.6％。

　また、使用しているプリンタメーカーはエプソン1056人、キヤノン736人、hp169人、NEC49人、レックスマーク27人の順となっている。

　これによると、インクジェットプリンタの利用者の9割が、プリンタと同じメーカーの純正インクカートリッジを使用しており、その理由として、「所有機種との適合品を見分けやすい」45.3％、「品質が良い」41.7％、「商品を入手しやすい」31.4％を挙げているが、「純正以外のカートリッジを知らない」も28.0％に上り、そもそもサードパーティ製のカートリッジがあることを知らなかったユーザーも4分の1以上いる（複数回答）。

　なお、サードパーティのインクカートリッジを利用しているユーザーは、「価格が安いから」が87.6％、「純正品と品質面で大差ない」が48.8％、「使用していて特に問題を感じないから」が45.5％となっている（複数回答）。純正の利用理由に「価格が安い」を選んだ人が2.2％しかいなかったこととあわせて、低価格がサードパーティ製品の大きな魅力だろう。

　リサイクルインクカートリッジの利用状況に関する質問では「利用したことがない」ユーザーが81.6％と大半だが、利用意向では「是非利用したい」（14.3％）、「なるべく利用したい」（19.1％）とする回答が合計で33.4％を占めている。また、使用後のインクカートリッジの処理は「自宅でゴミとして廃棄する」「家電量販店に設置されているインクカートリッジ回収箱に入れている」がそれぞれ48.2％、46.1％とほぼ差がなく、ユーザーの環境問題への意識も変化しており、今後はリサイクルインクカートリッジへの注目も高まるのではないか。

　まだまだ認知度が低いサードパーティ製品が、シェアを拡大していくには、価格・品質・保証に加え、環境に配慮した製品が鍵になるのかもしれない。

関連リンク
インクジェットプリンタの利用に関するアンケート
BCN総研

[ITmedia]

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