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2004/04/15 19:30 更新
ケータイでのショッピングは画像が見づらく、パケ代も気になる?
アイブリッジは、同社が展開するリサーチサービス「リサーチプラス」で300人(男性159名、女性141名)のユーザーを対象に行った「携帯電話におけるショッピングサイトの利用」についての調査結果を発表した。
これによると、携帯電話でサービス以外に「商品を購入したことがある」ユーザーは、16.3%(49名)で昨年の21.7%に比べ、減少している。「ない」と答えた83.7%(251名)のユーザーだが、ショッピングをしない理由については、「携帯電話の画面では商品の内容がよくわからないから」が昨年同様トップで43.4%(128名)、ついで「欲しい商品が見つからない」16.6%(49名)、「携帯電話で商品が購入できることを知らなかった」16.3%(48名)、「操作が難しいから」9.5%(28名)。これ以外の回答では、昨年はセキュリティの不安を挙げるユーザーが多かったが、今回は「パケット代がもったいない」とするユーザーが目立った。
購入経験を持つユーザーが購入した商品について「満足」が98.0%(48名)と、商品への不満は少ないようだ。購入アイテムは「書籍」25.0%(19名)、「衣類」15.8%(12名)、「CD/DVD」13.2%(10名)、「ゲームソフト」11.8%(9名)、「チケット」10.5%(8名)などが上位を占めている。昨年は「書籍」「チケット」が共に17.7%(15名)でトップとなっており、今回は、書籍の利用がさらに増え、衣類の購入率が伸びているのが特徴だ。
今後の利用に関しては、「購入したい」が、18.0%(54名)で、昨年との26.3%(79名)と比べて、下がっており、したいと思わない理由は「パケット代がもったいない」「PCで購入できるから」が挙がっている。
高機能化でより便利になった携帯電話だが、小さな画面のハンデをはねかえす商品の見せ方に工夫が必要か。また、パケット料金を気にするユーザーも少なくないことから、各キャリアのパケット料金固定化に向けた流れは歓迎したいところだろう。
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