まだ早い? 意外と便利? Pixel 9 Pro とGeminiで試す、生成AI時代のスマホアシスタントの“現在地”(1/5 ページ)
IT界の巨人、米Googleがスマートフォンブランドを「Pixel」に刷新して、早いもので9世代目を迎えた。画像処理でゴリゴリに強化したカメラをひっさげ登場したPixelだが、6世代目からは機械学習に注力した自社チップ「Google Tensor」を投入し、「AIでいろいろできるスマートフォン」としても売り出し中だ。
そのAI業界は「ChatGPT」で一変。長年LLM(大規模言語モデル)を研究していたGoogleだったが、ChatGPTを追いかける形でチャットAI「Bard」を投入。すぐに「Gemini」にリブランドし、メモサービス「NotebookLM」、AI検索「AI Overviews」など、Geminiベースの新サービスをハイペースで投入している。ただ、この分野は、米OpenAI(+米Microsoft)や米Anthropic、米Metaなどがしのぎを削っており、巨人Googleですら揉まれている側だ。
とはいえ、Googleの強みは、自社開発のAIモデル、圧倒的シェアを持つWebサービス、そしてハードウェアまで全て自社でカバーしていることだ。この強みを生かしてか、既存サービスにもガンガンGeminiを搭載し始めており、新作の「Pixel 9」シリーズでは「A phone built for the Gemini era」(Gemini時代のために造られたスマホ)と、大々的にGeminiをフィーチャーしている。確かに、肌身離さず持ち歩くスマートフォンはアシスタントタイプのAIと相性が良い。
本稿では、GeminiをチャットAIではなく「スマホのAIアシスタント」として使ってみた印象をお届けしたい。先に結論を言えば「まだまだこれから」なのだが、便利なところもたくさんあった。Googleの新型スマートフォン「Pixel 9 Pro」を使いながら、その辺のインプレッションをお届けする。
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