AGIに最も近いAI「o3」登場──米OpenAI まずは「mini」を25年1月末に公開
米OpenAIは12月20日(現地時間)、新たなAIモデル「o3」を発表した。12日間に渡って開催してきた配信イベント「12 Days of OpenAI」の最終日となる12日目に発表した。同社が一般公開している中で最高性能の「o1」よりも性能が高く、汎用人工知能(AGI)としての性能を評価するベンチマークでもこれまでにないハイスコアを記録したとしている。
o3は、高度な推論が可能な「o」シリーズの最新AIモデルで、o1の次世代モデルに当たる。o3の他にも、小型モデルに当たる「o3-mini」も開発。o3-miniは、o3よりも思考時間が短く、コスト効率も優れているという。
なぜ「o2」ではなかったのかというと、スペインの通信業者Telefonicaが英国やドイツ向けに展開するブランド「O2」と被るのを避けるためと、OpenAIのサム・アルトマンCEOは説明している。
性能については、推論や数学、コーディングなどの分野で人間の専門家を上回る高スコアを記録。また、海外のAI研究者たちが立ち上げたNPO「ARC Prize」が提案するAGIのベンチマーク「ARC-AGI」では、最大87.5%(~75.7%)のスコアを記録したとしている。
なお、同日時点ではo3の一般公開はしないと、アルトマンCEO。モデル性能が急速に上がっていることに併せて、安全性について慎重にテストする必要があると理由を説明している。そのため、安全性をテーマにする研究者に向けてアーリーアクセスへの参加募集を同日から始めている。これらのテスト後、2025年1月末ごろにo3-miniから一般提供を始める予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「ほんだし」のラベルがAIでぐちゃぐちゃに…… 味の素、公式Xの投稿画像について謝罪
-
2
Claude、Codex、Qwen……そのAI用語、どう読む? 読み方クイズ30問
-
3
現役組み込みエンジニアがAIを業務利用して分かったこと――期待と限界と現実解
-
4
メルカリが明かす「Claude Code全社展開」「シャドーAI対策」を支える仕組み
-
5
小田原の老舗梅干し店、世界で稼ぐ――「この外国人は何を言っているんだ」から逆転、築いた“売れる仕組み”
-
6
“梅干し職人”のためツール自作 老舗漬物店のClaude活用、「チャット+コピペ」で成果を出せたワケ
-
7
OpenAIが明かす、ユーザーはChatGPTを「こう使っている」
-
8
「社内情報をAIに食わせればいい」だけでは足りない、情報検索精度向上の鉄則
-
9
【読まれた記事1位】「AI需要で半導体不足」の裏で本当に起きていること――2026年前半まとめ
-
10
外資AIベンダー襲来、システム開発の“垣根”消失…… 新生TISIはどう対抗する?
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR