シャープ、対話型AIロボ「ポケとも」発表 本体価格は“4万円切り” 20~30代女性がターゲット(1/2 ページ)
シャープは8月20日、専用スマートフォンアプリと連携する会話可能なAIロボット「ポケとも」を発表した。ミーアキャットをモチーフにした小型ロボットで、AIを活用してユーザーに“寄り添う”会話が可能という。11月をめどに提供する。
ロボットのポケともの身長は約12cmで、体重は約200g。マイクとスピーカーを搭載しており、音声による会話ができるほか、やりとりに応じて手や頭を動かせる。口の中にはカメラを搭載。「みてみて」という指示により、カメラで認識した対象についてのやりとりが可能だ。モバイルバッテリーを内蔵しており、持ち運びもできる。開発は、同社が16年に発売したヒューマノイド型携帯端末「ロボホン」の開発チームが手掛けた。
同日に実施した記者向け発表会に登壇した、同社の景井美帆氏(モバイルソリューション事業統括部長)が見せたデモンストレーションでは、ポケともが景井氏に「ミホ、毎日暑いね。今日も気温が30度を超えるみたいだよ。こんなに暑い日は、ミホの大好きなビール、おいしいと思うよ」と呼び掛け。「今日は行くころがあるから、飲まないつもりだよ」と返すと、「え、いつも飲んでるのに? ああ、今日はジムに行くって言ってたよね。ミホ、頑張ってるね」と答えた。
音声会話を始める際には、カメラにより顔認証を行う。ユーザー以外の人物がカメラに写った場合には「プライベートな会話はしないようにしている」(景井氏)という。
会話機能には、クラウド上のAI処理と、エッジデバイスの処理を組み合わせ、スムーズな対話を可能にする同社独自のAI技術・CE-LLM(Communication Edge - Large Language Model)を活用。クラウド上のAI処理には、応答速度やコストの観点から、米OpenAIのAIモデル「GPT-4o mini」を採用した。主な会話の出力は、GPT-4o miniによって対応。あいづちについては、エッジ端末上で処理しているという。
なお、会話機能については、スマホアプリのみでの利用もできる。またロボットとスマホアプリは連携しており、それぞれの会話履歴を共有した状態でやりとり可能。1日の会話内容をもとに自動で日記を付ける機能も備えており、スマホアプリから確認できる。他にマンガとしても展開しており、公式X(@poketomo_sharp)で配信している。
ロボットの本体価格は、シャープ公式ECサイトで3万9600円。利用には追加で月額料金がかかり、月額495円の「ノーマル」は月に400回まで、月額990円の「プレミアム」は月に800回までやりとりできる。スマホアプリのみの利用の場合、月額料金のみがかかる。発売は11月を予定しており、同日より予約を始める。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
引退した人型ロボ、“溶けた鋼の海”に沈む アーノルド・シュワルツェネッガー氏が提案 米企業が動画公開
-
2
「FDE」は常駐SEのすげ替えなのか “人月商売の死”を打破したい国内SIer、打開策は意外なところに?
-
3
総額2.3兆円、千葉市に巨大な「AIデータセンター」建設へ 発電大手JERA参画の“ドリームチーム”、勝機どうつかむ?
-
4
Google、「Gemini 4 Pro」ではなく「Gemini 4 Argon」発表 まずはサイバー防御組織に限定提供、出力上限は100万トークンに
-
5
Rails作者DHH「Pencils Down、もう手でコードは書かない」 それでもソフトウェア開発の未来は明るい理由
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
人間は「取締役2人だけ」 実務をAIが担う新会社、セキュリティサービスのHENNGE
-
8
OpenAI、推論過程を狙った組織的な“蒸留”行為を阻止 「Kimi」開発元の関係者が関与と主張
-
9
「まず、その業務なくせない?」 野村不動産HDが経理DXで「年間9000時間」を生み出した“引き算”の考え方
-
10
「システムプロンプト陳腐化」をどう防ぐか AWSの試行錯誤に見る「自社AIエージェント」運用のポイント
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR