顔は「GMO熊谷代表を表示したタブレット」 2週間で開発した“ヒューマノイドCEO”の仕組みは? 同社に聞いた(1/2 ページ)
GMOインターネットグループが開発した、熊谷正寿代表を模した人型ロボット「ヒューマノイド 熊谷正寿」。同社が9月25日にセルリアンタワー東急ホテル(東京都渋谷区)で開催したイベント「GMO AI・ロボティクス大会議&表彰式」で初披露され、参加者の注目を集めた。同ロボットの仕組みなどを同社に聞いた。
ヒューマノイド 熊谷正寿のベースは、ロボット開発企業である中国Unitree Roboticsの人型ロボ「G1」。顔の部分には、熊谷代表の顔を表示するタブレット端末を装着。声で質問をすると、熊谷代表の思考や、GMOインターネットグループ社員の行動指針「GMOイズム」に基づいた回答をする。社内のAI活用プロジェクトの一環として、GMOインターネットグループ傘下で、ロボティクス事業などを手掛けるGMO AI&ロボティクス商事(東京都渋谷区、以下GMO AIR)と協力して開発した。
イベント会場では、ヒューマノイド 熊谷正寿が、二足歩行で移動したり、イベント参加者とやりとりしたりする姿も見られた。例えば、対面での会話で「写真を一緒に撮ってもらってもいいですか」と聞かれた同ロボットが、「もちろんです。喜んでお手伝いしますよ。私自身はここから動けませんが、ぜひ皆さんの撮影に参加させてください」と答える一幕もあった。
なお、実際はイベント会場内を移動できるにもかかわらず「私自身はここから動けませんが」と発言していることからも分かるように、ヒューマノイド 熊谷正寿は、音声入力にのみ基づいて対話しており、視覚情報には対応していない。そもそもG1に標準搭載のカメラは、頭部にくくり付けたタブレット端末の背後に隠れるため使えない状態だ。
記者も実際にヒューマノイド 熊谷正寿とやりとりして、会話のレスポンスなどは良いと感じた。一方、見た目など一部に“急ごしらえ”の要素が残っていることも否めないだろう。それもそのはず、同ロボットの開発期間は、わずか2週間だったという。どのような仕組みを採用し、お披露目できる状態にまで持ってきたのか。
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