藤井聡太名人「今年一番ハマったのはバイブコーディング」 生成AIでツール開発にトライ
2025年、一番ハマったものは「バイブコーディング」──将棋棋士の藤井聡太竜王・名人はある番組でそう語った。バイブコーディングとは、人間が全てのソースコードを書くのではなく、AIに「これを作りたい」と自然言語で指示し、AIが主体となってコーディングを行うソフトウェアの開発手法のことだ。
藤井竜王・名人がこう語ったのは、12月14日にABEMAで配信した日本将棋連盟による番組「SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2025 決勝戦」。藤井竜王・名人は参加棋士たちによる「今年ハマったもの」をテーマとしたトークショーの中でバイブコーディングに触れ、以下のような所感を話した。
「(バイブコーディングという言葉に)聞きなじみのない方もいると思うが、これはAIにコードを書いてもらうこと。生成AIの技術進歩は本当に著しく、そういった知識がなくても、日本語で作ってほしいものを伝えると、良い感じにそういったものができる。私もそれで便利ツールを作ってもらうことを最近している」(藤井竜王・名人)
藤井竜王・名人は、自身にはプログラミングの知識は全くないとも説明。初めのうちはAIに指示をしても、うまく動かないことも多く、そこからテストを重ねサイクルを回すことで、思った通りの動作を目指していると続けた。
バイブコーディングという言葉を提唱したのは、米OpenAIの共同設立者でもあるアンドレイ・カーパシーさん。米MicrosoftやGoogle Cloudといったビッグテックも現在、バイブコーディングの解説ページを設けており、現代のアプリ開発のトレンドになっている。その流れはエンジニアだけにとどまらず、藤井竜王・名人のような専門的な知識を持たない人たちの間でも、気軽にアプリ・ツールを開発できる手法として広まっているようだ。
トークショーでは、藤井竜王・名人は「これで将棋が強くなるわけではないので、ほどほどにしないといけないなと思っている」と話を締めくくった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
引退した人型ロボ、“溶けた鋼の海”に沈む アーノルド・シュワルツェネッガー氏が提案 米企業が動画公開
-
2
総額2.3兆円、千葉市に巨大な「AIデータセンター」建設へ 発電大手JERA参画の“ドリームチーム”、勝機どうつかむ?
-
3
Apple、macOSの「フルディスクアクセス」に追加の制御を導入へ 「AIエージェントの進化でリスクが大幅に増大」
-
4
国産AI「LLM-jp-4」ベースのAIモデル、KDDI傘下のELYZAが無料公開
-
5
「FDE」は常駐SEのすげ替えなのか “人月商売の死”を打破したい国内SIer、打開策は意外なところに?
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
Meta、AIエージェント「Muse」とつながる自作ガジェット向けSDKをオープンソースで公開 「Raspberry Pi」などに対応
-
8
「DMに逃げる理由は秘密保持ではない」 人とAIエージェントの“最強チーム”を作るベストプラクティス
-
9
富士通が脱人月モデルへ CROが説く「AI時代のバリュープライシングへの転換」とは
-
10
Rails作者DHH「Pencils Down、もう手でコードは書かない」 それでもソフトウェア開発の未来は明るい理由
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR