ロート製薬、新卒採用のエントリーシート廃止 「生成AIで内容が均質化」 代行手段は“直接会って話す”
ロート製薬は12月15日、新卒採用で実施していたエントリーシートによる書類選考を廃止すると発表した。2027年4月入社向けの採用から適用予定で、代わりに人事担当者との15分間の対話による選考方法「Entry Meet(エントリーミート)採用」を導入する。エントリーシート廃止の背景にあったのは、“生成AIによる効率化”の影響だ。
ロート製薬では、新卒採用の初期段階でエントリーシートによる書類選考を実施してきた。しかし生成AIの普及によって、その内容が均質化。「従来の方法では一人一人の本質的な個性を十分に捉えきれないと感じていた」とロート製薬は語っている。
「応募の手軽さが高まるほどエントリー数は増えるが、一方で企業は効率的な選考手法を追求することになる。学生も多くの企業に応募せざるを得ない状況となり、負担が増大するだけでなく、短期間で多数の選考に臨む構造上、十分な企業理解が難しくなる場合もある。結果として、入社後のミスマッチにつながり得ると認識している」(ロート製薬)
今回新たに導入するエントリーミート採用については「就職活動が“合格するための対策”に偏り、受験のようになっているのではないかという危機感から生まれた」と説明。会える人数に限りがあることは承知の上で、限られた時間でも直接会って対話を通じて、価値観を確かめ合うことを重要視したという。
エントリーミート採用は、12月15日から応募受付を開始。採用サイトから必要書類を提出の上で、面談枠を予約することで応募できる。なお原則対面で実施するが、物理的に参加が難しい場合はオンラインでの参加も検討する。
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