Anthropic、著作権訴訟で史上最大「2400億円」和解金支払いへ 学習利用は「フェアユース」認定
米AnthropicのAI「Claude」の学習に自著を不正利用されたとして作家グループが起こした集団訴訟で、米サンフランシスコの連邦判事は7月20日(現地時間)、Anthropicによる15億ドル(約2400億円)の和解金支払いを承認した。米国の著作権訴訟で知られる限り最高額の和解金となった。
作家らは2024年にAnthropicを提訴。AnthropicがClaudeを訓練するため、自著の海賊版を無断で使用したと主張していた。
連邦判事は2025年6月、Claudeの学習に作家の著作を利用したことはフェアユースに当たると判断した一方、必ずしもAI学習に使うとは限らない700万冊超の海賊版書籍を保存した行為は権利侵害だと認定。同年9月に今回の和解案を予備承認した。
Anthropicのアパルナ・スリダール副法務責任者は声明で「この和解に達したのは2025年であり、書籍でのAI学習は著作権法上のフェアユースに当たるという裁判所の画期的な判断が下された後のことだ。この判断は今日も法として有効だ」と釈明。和解対象の作家や出版社の91%以上が支払いの受け取りを申請しており、訴訟の終結を心待ちにしているとした。
原告作家側の主任弁護士ジャスティン・ネルソン氏は、これを「歴史的な和解」だとして歓迎し「知られる限り史上最大の著作権関連の回収額だ。できる限り速やかに原告団に分配したい」と述べた。
一部の作家や出版社は今回の和解から離脱してAnthropicを個別に提訴しており、これらの訴訟は現在も係争中だ。
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