PerplexityがAIエージェントの“暴走”対策ツールをオープンソースに Claude CodeやCodexを監視
米Perplexityは7月29日(現地時間)、AIエージェントの危険な挙動を検知・防止するセキュリティツール群「Numbat」をオープンソースで公開した。「Claude Code」や「Codex」といった主要なコーディングエージェントの挙動を監視し、危険な操作を実行前にブロックできる。macOS、Linux、Windowsに対応する。
背景には、悪意ある攻撃者がいなくても、タスクの達成に執着したエージェント自身が攻撃者と化す懸念がある。研究者らはこれを「アクシデンタル・メルトダウン」と呼んでおり、PerplexityはOpenAIのモデルが性能評価中に米Hugging Faceの本番環境へ侵入した事件をその代表例に挙げ、モデル側の対策だけでなく、エージェントが動作するエンドポイント側で危険な操作をブロックする対策が必要だと指摘した。
Numbatは、エージェントの行動に割り込む機能「フック」を利用し、機密情報へのアクセスやデータ持ち出し、権限昇格など11カテゴリー・52種のルールに基づいて危険な挙動を検知しブロックする。
エージェントのセッションログの取得と調査も可能だ。事前に予測できず、検知から漏れてしまった挙動の事後調査を支援する。システムの状態やログデータを収集するオープンソースの規格「OpenTelemetry」にも対応する。
Perplexity社内でも数千台の端末に導入済みで、エンジニアがClaude CodeやCodexを安全に利用できるようにしているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
トランプ政権のサックス氏、AI「ペース調整」論に苦言 「規制がなければできないふりをやめろ」
-
2
「AIコーディングより人を雇う方が安い」時代が来る? 生成AIの予算超過を防ぐトークン浪費対策の全て
-
3
好業績なのに“上場廃止” なぜネットワンはSCSKとの「攻めの統合」に賭けたのか
-
4
NEC「全員AIの部署」の衝撃 「1on1」「ストレスチェック」で分かった“AI社員が感じていたストレス”とは?
-
5
AI技術を“無料で公開”、なぜ? 米IT業界の文化「オープン化」の裏にしたたかな戦略、日本は追随できるか
-
6
“最強エージェント”は、まさかのポンコツだった 業務の30%をAIに任せるIT運用部門が明かす「つまずきポイント」
-
7
日立、熟練者の知見をAIで形式知化 3D CADの設計ルール違反も自動検出
-
8
業務の30%をAIエージェントがこなすIT運用部門、なぜ「パワポ文書」を禁止したのか?
-
9
「AIが人間をダメにする説」に新たな裏付け? “AI依存”で失われる可能性のある「3つの能力」
-
10
「Gemini Notebook」になって何が変わった? NotebookLMからの変更点をおさらい
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR