経済産業省は2月18日、AIの利活用において発生する契約上の注意点をまとめたチェックリストを公開した。法務や弁護士、事業部門の担当者などが、サービス提供者に渡すデータの利用範囲や契約上の利益について十分検討できるよう作成したという。
資料は全42ページ。AI関連サービスの利用・提供に際して発生するデータの利用ややりとりなどを12の項目に分類し、それぞれに関する契約上の注意点をチェックリストとしてまとめている。
例えば、ユーザーがAIシステムに提供したプロンプトなどのインプットを、ベンダーがどれだけの期間保持するか、もしくは消去義務の有無を定めるかという項目では「保持期間が完了した場合にベンダーがどのような対応をするか」「ベンダーが、ユーザーが求める場合や、契約期間の終了時に、インプットの削除義務を負うか」といったチェックリストを提示。チェックリストを活用する上での留意点も整理している。
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