米Googleは3月18日(現地時間)、「Gemini」に「Canvas」という機能を追加したと発表した。米OpenAIの「Canvas」や米Anthropicの「Artifacts」に似た、AIと会話しながら文章やコードを構築していく機能だ。
日本語にも対応し、無料版Geminiでも利用可能だ。
例えば、プロンプト入力欄のCanvasを有効にして「このGoogleのブログについて、記事を書こうと思います。相談にのってください」とブログのURLを添えて相談すると、まずは記事構成案を記事タイトルやリード文、本文などの要点をリストアップして表示する。
相談の結果は、画面右側のパネルに表示される(これもOpenAIのCanvasと似ている)。ユーザーは、このパネル上の気になる部分をハイライトしてコメントしたり、左側のプロンプトにさらなる要望を入力したりしてコンテンツを共同編集していく。
上の画像の例では、残念ながら原文タイトルの「New ways to collaborate and get creative with Gemini」に引っ張られたのか、実際はCanvasの紹介ブログなのに、リアルタイム共同編集機能の説明記事になってしまっている。
プロンプトで「このブログはGeminiにCanvasという機能を追加したことを説明しているはずです。やり直してください」と入力したところ、修正された。
さらに「記事を書いてください」と要求すると、以下のような記事を作成してくれた。
コーディングでは、HTML、Reactコード、その他のWebアプリのプロトタイプを生成してプレビューできる機能もある。
例えば、Webサイトにメール購読フォームを追加したい場合、GeminiにフォームのHTMLを生成させ、Webアプリ内でどのように表示され、機能するかをプレビューできる。
Canvasを紹介するサイトには、ユーザーがサービスへのサブスクプランを検討するためのリアルタイムプラン選択ツールを開発する例などが紹介されている。
Googleはまた、英語版のNotebookLMで提供している音声概要をGeminiでも利用できるようにしたことも発表した(この機能は日本語ではまだ使えない)。
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