米Googleは4月15日(現地時間)、高品質な動画生成AIモデル「Veo 2」を「Gemini Advanced」で利用可能にしたと発表した。また、「Google One AI Premium」ユーザーは、「Whisk」で生成した画像をVeo 2でアニメーション化できる。
Gemini Advanvedではテキストプロンプトで生成したいアニメについて説明すると、1〜2分で720pで8秒間のアニメが生成される。16:9のMP4ファイルとしてダウンロードできる。
作成できる動画の数には月間制限があるが、何本までとの表示はなく、「制限に近づいたら知らせる」という。
Googleによると、説明が詳細であればあるほど、最終的な動画をより自由にコントロールできるという。
モバイル版Geminiでは、動画生成画面に共有ボタンが表示されるので、これをタップすることでショート動画をTikTokやYouTubeショートにアップロードできる。
Whiskは、昨年12月に米国で公開された、画像やテキストを入力することで新たな画像を生成するAIツールだ。日本でも2月から利用可能になっている。
Whiskでは、まず画像を生成する。出来た画像に「アニメーション化」というボタンが表示されるので、これをクリックすると、やはり8秒のアニメーションになる。
Whiskでのアニメーション化は回数制限があり、1カ月当たり100回までとなっている。
Googleは動画生成を安全に行うために、ポリシー違反コンテンツの生成を防ぐためのレッドチーム演習などに取り組んでいる。また、Veo 2で生成されるすべての動画には、各フレームにデジタル透かしの「SynthID」が埋め込まれる。
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