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Googleの動画生成AI「Veo 2」、Gemini AdvancedとWhiskに降臨

» 2025年04月16日 06時58分 公開
[ITmedia]

 米Googleは4月15日(現地時間)、高品質な動画生成AIモデル「Veo 2」を「Gemini Advanced」で利用可能にしたと発表した。また、「Google One AI Premium」ユーザーは、「Whisk」で生成した画像をVeo 2でアニメーション化できる。

 gemini veo Gemini Advancedを起動すると表示される告知

 Gemini Advanvedではテキストプロンプトで生成したいアニメについて説明すると、1〜2分で720pで8秒間のアニメが生成される。16:9のMP4ファイルとしてダウンロードできる。

 gemini 2 テキストプロンプトにアニメの内容を入力
 gemini 3 完成したアニメ

 作成できる動画の数には月間制限があるが、何本までとの表示はなく、「制限に近づいたら知らせる」という。

 Googleによると、説明が詳細であればあるほど、最終的な動画をより自由にコントロールできるという。

 モバイル版Geminiでは、動画生成画面に共有ボタンが表示されるので、これをタップすることでショート動画をTikTokやYouTubeショートにアップロードできる。

 Whiskは、昨年12月に米国で公開された、画像やテキストを入力することで新たな画像を生成するAIツールだ。日本でも2月から利用可能になっている。

 whisk 1 Whiskでの告知

 Whiskでは、まず画像を生成する。出来た画像に「アニメーション化」というボタンが表示されるので、これをクリックすると、やはり8秒のアニメーションになる。

 whisk 2 画像生成画面の「アニメーション化」ボタンをクリック
 whisk 3 画像を基にした動画が生成される

 Whiskでのアニメーション化は回数制限があり、1カ月当たり100回までとなっている。


 Googleは動画生成を安全に行うために、ポリシー違反コンテンツの生成を防ぐためのレッドチーム演習などに取り組んでいる。また、Veo 2で生成されるすべての動画には、各フレームにデジタル透かしの「SynthID」が埋め込まれる。

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