米Google傘下のYouTubeは2月13日(現地時間)、YouTubeショートの(日本ではまだ使えない)生成AI機能「Dream Screen」に、Google DeepMindが昨年12月に発表した動画生成AI「Veo 2」を統合したと発表した。
Dream Screenではこれまで、テキストプロンプトで短い背景動画の生成が可能だった。Veo 2の統合で、背景ではなく、単体の動画クリップを生成し、ショート動画に追加できるようになる。
YouTubeによると「Veo 2は、現実世界の物理法則と人間の動きをより良く理解し、出力をより詳細かつリアルにする」という。「スタイル、レンズ、映画のような効果も指定できるので、Dream Screenは自己表現を簡単に楽しくするツールになる」。
動画の制作にAIが使われたことを明示するために、YouTubeはGoogle DeepMindの電子透かし「SynthID」を動画に挿入する。
この機能はまず、北米、オーストラリア、ニュージーランドで提供が開始される。将来的にはさらに多くのユーザーに拡大する予定としている。
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