米OpenAIが4月16日(現地時間)に公開した「o3」は、今のところChatGPTの有料プランである「Plus」「Pro」「Team」「Enterprise」のユーザーが利用可能だが、利用回数に制限がある。
Pro以外のユーザーの場合、o3は週当たり50件(1日当たり7件前後)まで、o4-miniは1日150件まで、o4-mini-highは1日50件までだ。
Proプランでは、ほぼ無制限のアクセスを提供するが、利用規約を順守する必要がある。
Pro以外でのo3利用回数のカウントは、利用開始から7日後の午前0時で固定。使い切った時点からではないので、初日に大量消費すると残り6日間利用できないことになる。
ヘルプページによると、「現在、使用済みメッセージ数を確認する方法はない」という。上限に達すると、ChatGPTのドロップダウンでo3を選択できなくなる。
o4-miniであれば制限が日次リセットなので、平易な問題はこちらを使うようにし、“現時点で最も強力な推論モデル”であるo3は、画像入力を伴うタスクや高度な課題に限定して使うようにしたいところだ。
自分がどのモデルを使っているかは、応答の下の再生成ボタンにカーソルを合わせれば確認でき、ここでモデルを切り替えることも可能だ。
OpenAIは1月、「o3-mini」導入時にPlusのレート上限を拡大した実績があるので、今後のバージョンアップで上限が変わる可能性もあるだろう。
OpenAI、o3とo4-miniは「従来モデルよりハルシネーション率が高い」
ChatGPT最新モデル「o3」の画像生成機能を試す “ジブリ化”で物議の「4o」からどう変わった?
推論特化の最新モデル「o3」と「o4-mini」登場 ChatGPT有料版で利用可能 AIの“視覚”も大幅進化
新たなAIモデル「o3」と「o4-mini」登場 ChatGPT有料ユーザー向けに提供開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.