米OpenAIは4月16日(現地時間)、新たなAIモデル「o3」と「o4-mini」を公開した。o3は同社がこれまで一般公開している中で最高性能を持つ「o1」よりも性能が高いAIモデルで、推論能力に優れている。o4-miniはo3よりも推論能力は劣るものの、応答速度に優れた性能になっている。
o3は、コーディングや数学、科学、視覚認識などの分野を得意としており、複数のベンチマークで最高記録(SOTA)を達成した。o4-miniは、応答速度が高速でコスト効率に優れたAIモデル。特にコーディングや数学、視覚認識の分野でのパフォーマンスに優れている。
またo3とo4-miniの実装に合わせて、ChatGPTでは使用できる全ツールを組み合わせて、AIエージェントのように使うことが可能になった。主にWeb検索やアップロード済みファイルの利用、Pythonでのデータ分析、画像生成などが対応。これによりChatGPTは、ユーザーのリクエストに応えるために適切な出力形式を推論するようになったという。
ChatGPTの有料プランである「Plus」「Pro」「Team」ユーザーは、同日からこれらのAIモデルを利用可能。o1とo3-mini、o3-mini-highに代わって、o3とo4-mini、o4-mini-highがモデル選択の画面で選べるようになる。「Enterprise」と「Edu」ユーザーは24日からアクセス可能になり、無料ユーザーはo4-miniのみ試用できる。
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