米OpenAIは4月10日(現地時間)、「ChatGPT」のリリースノートで、2023年3月リリースのLLM「GPT-4」のChatGPTでの提供を4月30日に廃止し、2024年5月リリースの「GPT-4o」に完全に置き換えると発表した。GPT-4は、OpenAIのAPIでは引き続き利用可能だ。
ChatGPTのモデル選択画面にも、GPT-4が4月末に廃止されるという告知が表示されている。
GPT-4oの「o」は「omni」を表しており、マルチモーダルであることが特徴だ。処理速度はGPT-4の高速版「GPT-4 turbo」よりも高速で、応答もより自然だ。
OpenAIはリリースノートで「最近のアップグレードにより、GPT-4oの指示の順守、問題解決、会話の流れがさらに改善され、GPT-4の自然な後継となった」としている。
サム・アルトマンCEOは4月3日に、「GPT-o3」「GPT-o4-mini」を向こう数週間中に、「GPT-5」を向こう数カ月中にリリースするとXで発表した。
OpenAI、「o3」「o4-mini」を数週間以内にリリースへ 「GPT-5は数カ月以内」 “モデル統合”は延期
「GPT-4.5」正式発表 “深い思考”をしなくても世界理解と直感力で性能向上【追記完了】
「GPT-4o」発表 頭一つ抜けた性能をChatGPT無料版にも展開 音声と視覚を備えて“自然な対話”可能に【追記済】
「GPT-4」発表 日本語でもChatGPT英語版より高性能、司法試験で上位10%、「この画像何が面白いの?」にも回答Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.