インド政府主催の「India AI Impact Summit 2026」に参加中の米OpenAIのサム・アルトマンCEOは2月20日(現地時間)、現地の大手メディアIndian Expressのインタビュー番組に登壇した。
この対談は、インド工科大学を訪問したり、モディ首相と面会した後に行われた。約1時間の対談で語った主なトピックを紹介する。
モディ首相と対談するアルトマンCEO(画像:アルトマン氏のXポストより)
- AIの計算能力の需要の高まりで膨大な量のGPUが必要となり、「人類史上最大のインフラ整備プロジェクト」になる
- 宇宙データセンター構想は、現時点ではコスト面などで非現実的で「馬鹿げている(ridiculous)」
- ChatGPT立ち上げ段階で「完全に取り残されていた」GoogleがAIレースに追いついたことに感心しており、AppleがSiriでGoogleと提携したとき、「特に驚かなかった」
- AIモデルのトレーニングにかかるエネルギーと人間による1回当たりの推論クエリに費やすコストを比較するのは不公平。「人間が賢くなるまでには、人生で20年かかり、その間に食べ物を摂取する」ので、1つの質問に答えるために訓練された人間とAIのエネルギー効率を比較するなら、それを考慮すべき
- イーロン・マスク氏を尊敬するかという質問に「彼は物理工学で非常に優れている。また、人々に仕事で能力を発揮させるのも非常に得意だ」と回答
- 政府がAIの軍事利用を依頼してきたら? 「AIシステムを戦争の意思決定に使うべきではない。(中略)とはいえ、政府を支援したいのは確かだし、既にできることはたくさんある」
- AIとの恋愛について、「より豊かで何でも手に入る世界では、人との繋がりや人の温かさが最も貴重な財産の1つになるだろう。AIの世界で人間は、それをもっと大切にするようになるだろう」
- AGI(汎用AI)の実現はかなり近づいており、ASI(人工超知能)の実現もそれほど遠くない
- ChatGPTに絶対しない質問は? 「幸せになる方法とか、そういうのは絶対尋ねない」
- 「マスク氏と再び友達になる可能性は低いと思う」
- ジョニー・アイブ氏とのコラボハードウェアについて「今年の後半にはそれについて話せるようになることを願っている」
- かつてOpenAIを非営利団体のままにすると発言したことを後悔している
Q&Aを含む対談は以下のYouTube動画で視聴できる。
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