マンガのAI翻訳を手掛けるスタートアップ・Mantra(東京都文京区)は4月24日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援事業に採択されたと発表した。2億9000万円の助成を受け、マンガのAI翻訳に必要な技術開発に取り組む。
NEDOは、必要な資金や事業化の観点からリスクは高い一方、社会課題の解決に役立つ技術開発に取り組む「ディープテック・スタートアップ」を対象に、公募で助成を実施している。支援の内容は3段階あり、助成先事業のフェーズによって異なる。Mantraは、最初の段階である「実用化研究開発・前期」に採択。開発の方向性を決めるため、事業化の可能性の調査などに関する支援を受ける。
Mantraは2020年に設立。マンガに特化したAI翻訳技術を開発するため、機械翻訳や画像処理技術の研究を進めてきた。24年には、集英社や小学館、KADOKAWA、スクウェア・エニックス・ホールディングスなどから約7億8000万円の資金を調達している。
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