ピクシブは3月18日、同社が運営するクリエイター支援コミュニティー「pixivFANBOX」上で、漫画自動翻訳エンジン「Mantra Engine」を個人クリエイター向けに提供すると発表した。4月1日から有料で提供する。
Mantra Engineは、日本語の漫画の画像を1ページ最短30秒で英語に翻訳反映できる、Mantra(東京都港区)製翻訳エンジン。訳文は手動修正できる他、せりふのフォントやサイズ、色の変更など、レイアウト作業をサービス上で実行可能。他にも訳文を再度日本語に翻訳し直し、内容が正しいか確認できる逆翻訳機能を搭載する。
出力形式は、jpgやpdfなど。翻訳した作品は、pixivや通販サイト、ダウンロード販売サイトなど、FANBOX以外でも自由に利用、販売できる。サービス退会後も、翻訳作品の著作権や知的財産権はクリエイターに帰属する。
ピクシブは「FANBOXへのアクセスの約4割は海外からで、海外における日本のコンテンツのファンは日々増加している。クリエイターのみなさまが、気軽に翻訳作品を届けられる環境を作るため、自動翻訳エンジンの提供を実現した」とサービス提供の経緯を説明している。
Mantra Engineの利用プランは、1カ月に16ページまで翻訳できる月額3000円プランと、1カ月に32ページまで翻訳できる月額5500円プランを用意する。契約者に加え、共同作業者を2人まで追加できる。
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