米OpenAIは5月14日(現地時間)、「GPT-4.1」を有料ユーザー(Plus、Pro、Team)向けに、「GPT-4.1 mini」を無料ユーザーを含むすべてのユーザー向けにリリースしたと発表した。
これらは4月にAPI専用としてリリースしたものだ。開発者の間で人気が高まったため、ChatGPTでも提供することにしたという。
GPT-4.1は、コーディングタスクに優れた専門モデル。GPT-4oと比較して、より正確な指示に従う能力や、Web開発タスクに優れている。「o3」や「o4-mini」の代替として、よりシンプルで日常的なコーディングニーズにも利用可能だ。GPT-4.1のレート制限は、GPT-4oと同じになっている。
無料ユーザーも利用できるGPT-4.1 miniは、GPT-4o miniの後継モデルという位置づけ。高速で有能かつ効率的な小型モデルで、指示への追従、コーディング、全体的な知能においてGPT-4o miniと比較して著しい改善がみられるとしている。
無料ユーザーの場合は、GPT-4oの使用制限に達すると、フォールバックモデルとしてGPT-4.1 miniを利用できるようになる。
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