「記事作りにもAIを」の落とし穴……漫画「15日間、生成AIでやらかし続ける中小企業」【残り7日】：漫画「15日間、生成AIでやらかし続ける中小企業」（1/8 ページ）

[吉川大貴, 庶務課，ITmedia]

　ビジネスに広がる生成AIの波。AIによる強力な自動化・効率化により、プログラミングやデザイン、果ては科学研究など、既存の業務や事業が大きく変わる可能性があるとして、世界規模で注目が集まっています。

　一方、利用に当たっては注意点も多数。本連載では、生成AIに関する“失敗あるある”を繰り返す架空の中小企業を舞台に、生成AI活用の基礎的な注意点を漫画形式で紹介します。更新は毎営業日（原作：ITmedia AI＋編集部 吉川大貴　画：庶務課）。

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8日目：信じすぎるワナ

　今度はオウンドメディアにおける記事制作で生成AIを活用することに。しかしここにも、ハルシネーションの魔の手が……。

解説

　前回に続き、ハルシネーションを巡る話題です。生成AIはメディアの記事制作においても便利ですが、使い方によってはやはりハルシネーションが問題になります。

　2024年には、Web制作会社が生成AIで作成した地方自治体のPR記事に対し、SNS上で「存在しない行事や他県の施設が紹介されている」という指摘が続出。半ば“炎上”状態となり、結局、記事を全て削除することになった事例もありました。