Webで地方の魅力をPRする「つながり応援プロジェクト」は11月7日、福岡県でのキャンペーン「福岡つながり応援」の公式Webメディアで「誤った情報を発信した」と公式X(@tsunagari_ouen)で謝罪した。生成AIを活用してPR記事を制作したところ、ユーザーから間違いを指摘する声が相次いだという。11月1日のキャンペーン開始から、わずか1週間で全ての記事を削除する事態となった。
福岡つながり応援では、SNSキャンペーン実施の他、福岡の観光地や特産品などを紹介する記事を公式Webメディアに掲載。福岡の魅力を全国に発信するとしていた。
この記事に対し、X上では11月6日ごろから「実在しない祭りが開催されている」「他県の施設が書かれている」などの指摘が続出。記事内のイラストも実際のものと異なり、「パラレルワールド感すごい」などの声が上がっていた。
これに対し、プロジェクトの公式Xでは「インターネット上の情報をもとに生成AIを活用してメディア記事を作成し、人的確認のうえ発信してきた」と説明。今回の指摘を受け「より正確な情報を提供するため、全てのメディア記事を削除し、発信を一時停止する」としている。なお追記では「生成AIでのメディア作成は一切行わない」との方針も示している。
「皆さまからの意見を真摯に受け止め、今後は正確な情報収集の徹底、複数人による確認体制の強化に加え、コンテンツの見直しも行う。キャンペーンに関わった皆さまにご迷惑をおかけしたことを、心よりおわびする」(つながり応援プロジェクト)
つながり応援プロジェクトは、Web制作やSNSコンサルティングを行うファーストイノベーション(東京都中央区)が推進する官民連携の地方創生プロジェクト。2022年に沖縄県からスタートしており、今回の福岡つながり応援では、福岡市や飯塚市も後援として参加している。
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