ビジネスに広がる生成AIの波。AIによる強力な自動化・効率化により、プログラミングやデザイン、果ては科学研究など、既存の業務や事業が大きく変わる可能性があるとして、世界規模で注目が集まっています。
一方、利用に当たっては注意点も多数。本連載では、生成AIに関する“失敗あるある”を繰り返す架空の中小企業を舞台に、生成AI活用の基礎的な注意点を漫画形式で紹介します。更新は毎営業日(原作:ITmedia AI+編集部 吉川大貴 画:庶務課)。
前回の騒動で痛い目にあった同僚さん。そもそもどんなAIサービスを使っていたのか、アイが興味本位で聞いてみたところ、使っていたのはとある国の企業が作ったAIサービス。価格が安いことから選んだといいますが、そのサービスは第7話で定まったガイドライン違反の上、(アイたちが住む国の)政府が利用を控えているサービスでした。
生成AIの中には地政学的リスク、つまり特定地域が抱える政治的、軍事的、社会的な緊張の高まりに起因するリスクを抱えるモデルやサービスも。チャットの返信内容に政治的な偏りがあったり、情報が不正に取得されたりする可能性があり、日本でも政府や一部企業が、業務利用を制限しているサービスがあります。
中にはコストに対して性能が高いモデルやサービスもありますが、選定の際には注意が必要です。もちろん、ガイドライン違反は以ての外。
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