OpenAI、「ChatGPT」で広告表示テストを開始 米国の無料版と「Go」プランが対象
米OpenAIは2月9日(現地時間)、予告していた「ChatGPT」での広告表示のテストを、まずは米国で開始すると発表した。無料および1月に提供を開始した月額8ドル(日本では1400円)の「Go」プランのユーザーが対象で、上位の有料プラン(Plus、Pro、Business、Enterprise、Education)では表示されない。
OpenAIは公式ブログで「広告がChatGPTの回答に影響を与えることはなく、ChatGPTとの会話が広告主に読まれることはない。私たちの目標は、広告を通してより強力なChatGPT機能への幅広いアクセスをサポートし、同時に、重要なタスクや個人的なタスクにおいてChatGPTに寄せられる信頼を維持することだ」と説明した。
広告は「ユーザーにとっても最も役立つもの」に基づいて最適化されるという。米AnthropicがCM動画で皮肉ったような、ピントのずれた広告は表示しないということだろう。
テスト中は、広告主から提出された広告と、ユーザーが入力したプロンプト、過去のチャット、広告とのやり取りを照合し、表示する広告を決定する。例えば、レシピを調べている場合は、ミールキットや食料品の宅配の広告が表示されることがあるという。複数の広告主がいる場合は、チャットに最も関連性の高い広告主を優先的に表示する。また、広告は広告であることが分かるよう明確に表示されるとしている。
広告主がユーザーのチャットやチャット履歴、個人情報などにアクセスすることはないとしている。広告主に提供するのは、広告の閲覧数やクリック数などの集計情報のみという。
表示される広告は、閉じたり、表示される方法と理由を確認したりできる。また「広告データ」を削除したり、広告のパーソナライズを管理する機能も追加する。画像では、米Googleの「マイ アド センター」の簡易版のような項目が並んでいる。
テスト期間中は、18歳未満のアカウントには広告を表示しない。また、健康、メンタルヘルス、政治といったデリケートなトピックや規制対象のトピックの近くには広告を表示しない。ただし、「安全対策が成熟し、今回のテストから学んだことを踏まえ、責任を持って対応を拡大していく」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
AIエージェントがCAEを動かすとどうなる? 人に残る役割は?
-
2
個人で契約したChatGPTに、会社の情報を入力していいの? 超初心者向けAI解説
-
3
MCPの新たなロードマップ公開 今後はAIエージェント対応、HTTP通信への統一などに注力
-
4
非公開の「AI学習データ工場」に潜入 人型ロボ30台超が稼働、意外と知らない「データ収集」の裏側とは
-
5
ChatGPT Work、ログイン必要なサイトも操作可能に 「パスワードは一切見ない」
-
6
「AIエージェントを本番運用中」日本が最下位 “PoC止まり”の原因と、抜け出す方法は?
-
7
「Jetson Orin Nano 2」は推論性能が2倍、エッジ生成AIもリアルタイム処理可能
-
8
ヒューマノイド開発、「標準インタフェース」が不可欠に
-
9
4台のM5 Ultra Mac Studioで「データセンター級」メモリ帯域幅4.8TB/s 巨大LLMも高速でローカル実行可能に
-
10
「取りあえずChatGPT」はもう古い? 2社に1社が複数AIを併用、企業はどう管理すべきか
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR