画像素材サイト「PIXTA」、AI生成コンテンツの取り扱い停止 ユーザーが求めるのは「人が撮影・制作したもの」
画像素材サイト「PIXTA」を運営するピクスタ(東京都渋谷区)は4月14日、AIで生成した画像や動画の取り扱いを停止すると発表した。AI生成ではなく、クリエイター自らが撮影・制作したコンテンツを求めるユーザーが多くいることなどを理由に挙げている。AI生成コンテンツは、20日以降アップロードの申請ができなくなり、5月22日以降は販売停止となる。
PIXTAではこれまで、ガイドラインを設けてAI生成コンテンツを取り扱ってきた。一方、AI画像や動画の大量アップロードにより、購入者が求めるコンテンツを探しにくい状況が続いていた。そこで、ユーザーがどのようなコンテンツを求めているのか分析し、今回の判断を下したという。
「現状、生成AIによらない、クリエイター会員の皆さまが自ら撮影・制作したコンテンツが従前以上に購入者様に求められていると考えられること、また、AI生成コンテンツのコスト増加に伴いこのままAI生成コンテンツを維持するなら各コンテンツの販売価格を上昇させなければならなくなることなどを考慮し、AI生成コンテンツの取り扱いを停止することといたしました」(ピクスタ)
ただし、素材の補正やノイズの除去など、品質を整えるためにAIを利用したコンテンツは対象外。AIに指示を出して“ゼロ”から生成したり、既存の素材を大幅に改変したりするなど「AIが新たな表現を生み出している場合」は5月22日以降取り扱わない。過去に投稿した素材を含め、AIを利用したコンテンツとしてアップロードした「AI生成素材」は全て販売停止となる。
なお、ピクスタは「AIによる創作活動を否定する意図は一切ございません」として、今回の変更は、あくまでビジネス的な判断によるものとしている。
「皆さまの創作活動を尊重しながら、当社サービスにおいてAI技術との共存を図っていく中で、市場動向及び費用対効果などを総合的に考慮した結果、上記のような結論となりましたこと、何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます」(ピクスタ)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
Anthropic、AIで物理機器を制御する共通規格「MHS」発表 将来オープンソース化へ
-
2
Google、「Gemini Notebook」に購入済み電子書籍を追加できる「Expert Intelligence」
-
3
“AI離れ”こそ重要? AIで成果を出す人の共通点 「差がつくスキルと思考法」を専門家に聞いた
-
4
「新幹線料金と同じ」 ラピダス小池社長が明かす、2ナノ半導体“短納期”の勝算
-
5
とにかく足りない上級IT人材 需給ギャップの背景を2つの調査から読み解く
-
6
キオクシア5兆円投資、日米中韓の半導体投資競争はどこへゆく
-
7
Hugging Face、あひる型ロボット「Microduck」発表 399ドルで予約開始
-
8
「半導体はAIが設計、人間は監督に」 次世代EDAへの取り組み
-
9
OpenAIのAIエージェント、約700体の群れで企業を襲撃 ハッキングの痕跡隠蔽を試みる――事件の裏で何が?
-
10
ロボットの費用対効果が3年以内に人手を上回る――インテルが調査結果から洞察
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR