「Claude Opus 4.7」登場 難関コーディングを「任せきれる」レベルに、画像認識は解像度3倍超(1/2 ページ)
米Anthropicは4月16日(現地時間)、AIモデルの最新版「Claude Opus 4.7」の一般提供を開始した。前世代の「Opus 4.6」からソフトウェア開発能力と画像認識能力を強化したほか、指示への忠実度や長時間タスクの安定性も向上させている。
難解なコーディング作業を「安心して任せられる」水準に
Opus 4.7は、特に難易度の高いソフトウェア開発タスクで顕著な改善を見せるとしている。Anthropicは「これまで綿密な監督が必要だった最も困難なコーディング作業をOpus 4.7には安心して任せられる、というユーザーの声が寄せられている」と説明。長時間の複雑な処理を一貫性を持って遂行し、自らの出力を検証する仕組みを考案できるという。
早期アクセスで検証した企業からも具体的な性能向上を示す声が相次ぐ。米Cursorは自社ベンチマークで「Opus 4.6の58%に対し、Opus 4.7では70%超まで引き上げられた」とコメント。楽天も早期アクセスに参加し「Rakuten-SWE-Benchで、Opus 4.7はOpus 4.6の3倍の本番タスクを解決した」と報告した。
画像入力は最大約375万画素まで対応
マルチモーダル機能も強化された。Opus 4.7では長辺2576ピクセル(約3.75メガピクセル)までの画像を受け付けるようになり、従来モデルの3倍以上の解像度に対応。密度の高いスクリーンショットを読み取るコンピュータ操作エージェントや、複雑な図表からのデータ抽出などのユースケースが広がるとしている。
「Mythosほどではない」がサイバーセキュリティ能力の一部を抑制
Anthropicが7日に発表した、世界の重要なソフトウェアの安全性を高める取り組み「Project Glasswing」では、より高性能な「Claude Mythos Preview」の公開を限定的にとどめる方針を示していた。Opus 4.7はこの方針に基づく初のモデルで、サイバーセキュリティに関する禁止・高リスク用途を自動検出してブロックするセーフガードを搭載。脆弱性調査などの適切な用途向けに「Cyber Verification Program」の申請受付も始めた。
Opus 4.7は、Claude製品全体およびAPI、Amazon Bedrock、Google CloudのVertex AI、Microsoft Foundryで同日より提供される。価格はOpus 4.6から据え置きで、入力100万トークン当たり5ドル、出力100万トークン当たり25ドル。
同時に、推論の深さとレイテンシのトレードオフを調整できるエフォートレベル「xhigh」の導入、Claude Codeの新スラッシュコマンド「/ultrareview」の追加、Max向け「auto mode」の提供も発表された。
移行時はトークン消費に注意 プロンプトも再調整推奨
Opus 4.6からの移行ではトークン消費量の変化に留意が必要という。Opus 4.7は新しいトークナイザーを採用しており、同じ入力でも内容によっては1.0~1.35倍程度のトークン数に変換される。加えて高いエフォートレベルでは推論が深まる分、出力トークンも増加しやすい。Anthropicはエフォートレベルやタスク予算による制御を推奨するとともに、移行ガイドも公開した。
移行に伴い、プロンプトの再調整も推奨。指示への忠実度が大幅に高まったことで、旧モデル向けプロンプトでは想定外の挙動をする可能性があるという。「以前は緩やかに解釈されていた指示を、Opus 4.7は文字通り受け取る」(同社)
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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。
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