「わんだふるぷりきゅあ！」にAIは利用していない──東映アニメが決算資料を訂正

東映アニメーションが、5月16日に公開した2025年3月期通期（2024年4月1日〜25年3月31日）の決算説明資料を一部訂正した。当初、資料内でアニメ「わんだふるぷりきゅあ！」にAI技術を活用しているように表記していたが、誤解を招く表現だったとして訂正した。

[ITmedia]

　東映アニメーションは5月19日、16日に公開した2025年3月期通期（2024年4月1日〜25年3月31日）の決算説明資料を一部訂正した。当初、資料内でアニメ「わんだふるぷりきゅあ！」にAI技術を活用しているように表記していたが、誤解を招く表現だったとして訂正した。

訂正後の資料（同社の発表から引用、以下同）

　当初の資料では、出資先・Preferred Networks（PFN）との連携の一環として、色の指定や色塗りミスの自動修正、動画中割の生成など、さまざまな領域にAI技術を活用していると記載。例としてわんだふるぷりきゅあ！の画像を掲載していた。

訂正前の資料

　しかし「当該記載は、今後期待される製作領域としての例示であり、現時点においては、資料に記載したプリキュアシリーズ作品を始めとする当社全作品の製作工程において、当該領域でのAI活用実績はない。誤解を招く表現であったことから修正する」（東映アニメーション）という。