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OpenAI、コーディングAI「GPT-5-Codex」リリース 有料プランで提供開始

OpenAIは、AIコーディングエージェント向けの新版「GPT-5-Codex」をリリースした。エージェント型コーディングに特化し、7時間超の自律作業など複雑なタスクに対応する。ChatGPTの有料プランで利用でき、安全性にも重点を置いている。

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 米OpenAIは9月15日(現地時間)、AIコーディングエージェント「Codex」向けGPT-5の新版「GPT-5-Codex」をリリースすると発表した。エージェント型コーディングに特化したGPT-5の派生版で、Codexを使用できるすべての環境で利用可能だ。

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 CodexクラウドのタスクやコードレビューではデフォルトでGPT-5-Codexが使用でき、開発者はCodex CLIやIDE拡張機能を通じてローカルタスクにも利用できる。Codex自体は、Codex CLI、IDE、Web、GitHub、ChatGPT iOSアプリでも動作し、GPT-5-Codexはそのいずれの環境でも活用できるよう設計されている。

 サム・アルトマンCEOはXで、リリース翌日の9月16日には既にCodexのトラフィックの約40%をGPT-5-Codexが占めており、同日中には過半数に達する見込みだと語った

 GPT-5-Codexは、ChatGPT Plus、Pro、Business、Edu、Enterpriseの各プランに含まれており、単体で無料で利用できるものではない。利用制限は契約プランによって異なり、Plus、Edu、Businessプランは週数回の集中利用を想定し、Proは複数プロジェクトを含む週全体の作業をカバーする。Businessプランでは、制限を超えるためにクレジットを追加購入することが可能で、Enterpriseプランでは開発者が使用した分だけ支払う共有クレジットプールが提供される。

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PlusユーザーのCodex画面

 APIキーを介してCodex CLIを使用する開発者向けには、GPT-5-CodexのAPI提供が近日中に予定されている。また、GPT-5のような汎用モデルとは異なり、GPT-5-CodexはCodexまたはCodexのような環境でのエージェント型コーディングタスクにのみ使用することが推奨されている。

 この新モデルは、現実世界の複雑なソフトウェアエンジニアリング作業に焦点を当ててトレーニングされているという。例えば、大規模なリファクタリングのような複雑なタスクでは、7時間以上も独立して作業し、実装の反復、テスト失敗の修正、最終的な成功した実装の提供を行うことが確認されている。また、コードレビュー機能は、デプロイ前に重大なバグを検出でき、静的解析ツールとは異なり、コードベース全体を推論し、テストを実行して振る舞いを検証する。

 セキュリティ面では、デフォルトでCodexはサンドボックス化された環境で動作し、ネットワークアクセスが無効化されており、コードやデータの流出防止、悪用対策に重点が置かれている。

 OpenAIは、GPT-5-Codexが生物学的・化学的ドメインにおいて高い性能を示しているとし、関連するリスクを最小限に抑えるための安全策を講じていると説明した。開発者には、変更を加えたり本番環境にデプロイする前に、エージェントの作業を確認することが推奨されており、Codexのコードレビュー機能は人間によるレビューの代替ではなく、追加のレビュアーとして活用されるべきとしている。

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