Googleの新しいソーシャル機能は、「Shareボタン」?
この記事は、日ごろ、わたしのことを「臆面もなくGoogleを擁護する人間」と思っているすべての皆さんに読んでいただきたい。
米Googleが開発中とされているソーシャルレイヤー「Google Me」をめぐっては、この2週間ほど、大いに議論されている。GoogleはまだGoogle Meについて認めていないが、このサービスが2011年に公開予定であることは誰もが知っている。
これまでわたしはこの話に加わるのを避けてきた。なぜなら、その大半は「どのような名称で呼ばれるか」といった、くだらない意味論に終始していたからだ。その名称はこれまでGoogle Meだの、Emerald Seaだの、Emerald Cityだのと言われてきたが、現在はGoogle + 1とされている。こんなくだらないニックネーム、公開までにあと12回は変わってくれるといい。
そして今回、TechCrunchが特ダネをつかんだ。Googleが刷新中のこのソーシャルサイト向けの、新しいソーシャル機能の1つとされるもののスクリーンショットだ。
面食らっただろうか? わたしも最初は困惑した。これはツールバーだ。見たところ、Shareボタンをクリックすれば、その隣りのカウンターが豆を数えるみたいにその件数をカウントするようだ。笑える。
拡大して見てみよう。
右にある輪っかは、どうやらグループを呼び出すための機能のようだ。グループ内で仲間同士がコンテンツを共有できるように、というわけだ。
失敗したGoogle BuzzがGmailに統合されていたのと同じように、Google + 1はGoogle News、そして恐らくGoogle検索に統合されているようだ。もし、われわれが今見ているものが、Googleがソーシャル分野で行おうとしている計画の本当の姿であるのなら、これは大失敗と言えそうだ。
ほかの人については知らないが、情報を検索するという行為は普通、自分とコンピュータ、あるいは自分とスマートフォンとのプライベートな体験だ。わたしはニュース記事をほかの誰かと共有することはないし、検索結果についても同じだ。もしかすると、それはわたしがジャーナリストだからかもしれないけれど。どうだろうね。
ときどきなら、わたしも妻と一緒にWikipediaで何かを調べたりすることはあるだろう。でも、検索結果を友人や家族中に一斉に知らせたりはしない。
だって、そんなの不自然だ。ユーザーは情報を検索するためにGoogle NewsやGoogle.comを利用するのであって、ソーシャライズや共有のために利用するわけではないのだから。
このサービスもGoogle Social Searchと同様、あまり人気は出ないだろう。Google Social Searchでは、知り合いのコンテンツの検索結果が検索結果ページの最下部に表示されるようになっている。
わたしは以前は、Googleはソーシャル分野に参戦しないものと考えていた。今では、わたしもGoogleに参戦する気があることは分かった。ただしGoogleはただ無頓着に自社の既存の人気サービスにソーシャル機能を付け加えようとしているみたいだ。そうすれば、Facebookと戦おうとしたと言えるから。ばかばかしい。でもGoogleはこれで本当に挑戦したと言えるだろうか。
すまない、Google。でもこれじゃあ、Facebookのさえない代用品でしかない。やるならやる、やらないならやらない。はっきりしてくれ。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
佐川急便、不正アクセスで個人情報流出か 送り主・届け先の氏名や住所など、約100日分の荷物データ対象
-
2
睡眠中に「ピンクノイズ」を聞くと“脳内ゴミ”の洗い流しが強まる? 米MITが人間で実験 Science系列誌で発表
-
3
免許証の悪用防止で申し込み集中 JICCがアプリ受付を一時休止 タイムズカー漏えいの影響か
-
4
「写真で一言 ボケて」きょう午後8時にサービス終了 18年・1億超のボケに幕
-
5
免許証の悪用防ぐ届出集中、CIC・JICCで手続き遅延 タイムズカー情報流出直後に
-
6
アンケート結果をダウンロードしたら他社の従業員情報が…… ベネフィット・ワン、1万3460人分漏えい
-
7
「Gポイント」不正アクセスで一時停止 「会員識別子」約7万件漏えいか KDDI不正会計問題のジー・プランが運営
-
8
日本原子力機構に不正アクセス 研究者の顔写真付き身分証など漏えい
-
9
ドラッグ&ドロップ操作ミスで……TOPPAN、損保ジャパン契約者17万人分のデータを他社に誤送付
-
10
セイコーマート、会員のほぼ半数に当たる情報漏えい 約57万人分
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR