キー配列が異なる複数のキーボードを使って作業をしていると、ミスタイプが頻発し効率が大きく低下する。そんな時は、指先にキー配置を覚えさせてはいかがだろうか。
枕が替わると寝られなくなるのと同じで、キーボードが変わると入力効率がガタ落ちになることが多い。特に、自宅と会社のPCのキーボードがまったく違った配列をしている場合、この問題は深刻だ。存在しないWindowsキーを押そうとしたり、コントロールキーの場所を間違えたり。そのうち、タイプミスを回避したいがために、せっかくのマルチメディアキーボードの拡張キーを使わなくなるといった宝の持ち腐れ的な症状が発生し始める。マルチメディアキーボードだけでなく、多ボタンマウスにもよくみられる光景だ。
筆者の場合、2種類のキーボードの使い分けは問題ないが、3種類になると混乱し始め、4機種目になるともうメロメロになる。面白いのは、デスクトップとノートによる違いは問題なく対応できるのに、異なるノート2種類を使い分けようとしてもうまくいかないことだ。おそらく、キーボードのサイズやキータッチによって脳が無意識に切り替えられる場合と、そうでない場合があるのだろう。
このような場合、いちばん手っ取り早い対策は、キーボードを物理的に交換して同じ配列に統一してしまうことだろう。とはいえ、勝手に会社のPCのキーボードを交換するのはマズいし、こだわりぬいて買った自宅の高級キーボードをお蔵入りにするのも、癪に触る話だ。
特定のキーに限ってミスタイプが発生しているのであれば、今回紹介する「clickpad」を試してみるとよいだろう。もともとこの製品は、キートップに貼り付けることで指先に指圧効果を与え、血行を良くするという怪しげな製品だが、独特の感触があることから、指にキー配置を覚えさせる効果が期待できる。ミスタイプが発生しやすいキーに本製品を貼り付けることで「あのザラザラした感触のキーは○○キー」と、指が無意識にキーを識別するようになり、その結果ミスタイプの回数を大幅に減らすことができるわけだ。
複数のキーボードを使い分ける場合に限らず、IntelMacなど、WindowsキーボードでMacを操作する場合にもきわめて有効な方法である。見た目は決してクールとは言えないが、貼るだけで手軽に導入でき、コストもさして高くない。複数のキーボードの使い分けに悩んでいる方は、試してみる価値はあるだろう。−−
項目 | 内容 |
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製品名 | clickpad For key(CPT8BK) |
実売価格 | 514円 |
メーカー | アクティスオカモト |
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