ビジネスマンなら誰でも日常的に行うワープロ文書の作成。入力したい文字が現れなかったら「IMEパッド」と「外字エディタ」を使ってみよう。
文字を入力してもうまく変換できないことがある。漢字の読み方ならば別の読み方で変換できるが、それでも変換できないのであればツールバーにある「IMEパッド」の「手書き入力」を使ってみよう。
読めない漢字をマウスで書くと、それに似た漢字を表示する。目的の漢字を見つけたらマウスポインタを当ててみてほしい。読みがなを表示するので、目的の漢字でクリックすれば入力できるのだ。
忘れっぽい人はさらに今の言葉をコピーして、ツールバーの「ツール」から「単語/用例の登録」を選択しよう。言葉の「読み」を登録すれば次から入力するときは普通の文字入力で漢字変換が可能だ。
それでも「文字」が出てこなかったら――。「ないなら作ってしまえ」と力業で解決してしまう手もある。スタートボタンを押して「すべてのプログラム」を選択。「アクセサリ」に「外字エディタ」を使う方法だ。
クリックすると「コードの選択」という画面が出るが、ここは何もせずに「OK」を押す。現れた画面でマウスを使って文字を書けば表示できない文字も作ることができる。しかしこのまま作ると手書きゆえのバランスの悪い変な文字になりかねない。違和感のない文字を作るならまずは作りたい文字に近い字をコピーしよう。「編集」の項目から「文字のコピー」を選べば、たくさんの文字から探すことができる。
似ている文字を表示させたら少しずつ改造。左にある「鉛筆」や「ブラシ」「消しゴム」を使って書き加えたり、いらない部分を消すだけだ。完成したら「編集」の「同じコードで保存」を選択すればOK。
入力の仕方は、文書に「がいじ」と入力したらキーボードの「F5」を押す。作成した文字が現れるのでこれをクリックするだけ。ただし、このままだと自分のPCでしか使えない。印刷する分には問題ないが、ほかのPCで使う方法は次回解説しよう。
項目 | 内容 |
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名称 | IMEパッド、外字エディタ |
対応プラットフォーム | Windows |
提供元 | マイクロソフト |
価格 | 標準搭載 |
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