Adobe、Acrobat 8とAcrobat Connectを発表

バージョンアップしたAcrobat 8とAcrobat Connectで、Web会議をしながらPDFファイルでの共同作業が可能になる。

» 2006年09月19日 07時53分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは9月18日、PDF作成ソフト新バージョンの「Adobe Acrobat 8」を発表した。ユーザーインタフェースの向上に加え、ほかのフォーマットへのエクスポート機能や複数の書類を1つにまとめるパッケージ機能などを追加した。また、同時に発表されたコラボレーションソリューション「Adobe Acrobat Connect」を使えば、PDFファイルの作成、修正を共同で行うことができる。

 Adobe Acrobat Connectには、PC画面の共有、チャット、ビデオ会議などの機能が装備されている。また、Adobe Acrobat 8からはボタン1つでAcrobat Connectに接続し、PDFファイルを使った共同作業を開始することができる。

 Adobe Acrobat 8 Professionalは449ドルで、旧バージョンからのアップグレードは159ドル。Windows版、Mac版ともに11月の発売予定で、英語のほか、フランス語、ドイツ語、日本語に対応する。Adobe Acrobat 8 Standardは299ドルで、旧バージョンからのアップグレードは99ドルで行える。Acrobat Connectは同じく11月に、年末までの無料トライアルバージョンが公開される。製品版の発売は2007年前半になる予定で、利用料金は1ユーザー当たり月額39ドル、年額395ドル。

 Adobe Acrobat 8の公開に伴い、ソフトウェアパッケージ「Adobe Creative Suite」もバージョンアップする。Adobe Acrobat 8 Professionalを組み入れたパッケージ「Adobe Creative Suite 2.3 Premium」は2006年第4四半期に発売予定で、価格は1199ドル。旧バージョンからのアップグレードは159〜549ドルとなっている。

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